こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 仕事で失敗をして凹んでいる人
- 仕事で失敗続きのため、自信を無くしている人
- 失敗を学びに変換したいと考えている人
それでは「ヨット講座」始めましょう。(※ヨットはこんな人です。Twitterフォロワー数は2020/10/29現在です。)

はじめに:失敗とは?

はじめに失敗とは?についておさらいさせて下さい。
失敗は人によって概念が異なる
「失敗」という概念は面白い概念です。
同じ失敗をしても「失敗」と捉えない人もいますし、「失敗だ」と深く悩む人もいるでしょう。
※教養って何?という方は別記事でまとめていますので、そちらをご一読下さい。
基本的に元々の性格は変えようがありませんから、教養を身につけ、上手く組み合わせて自分の色を出しながら、失敗の概念を「上手く活用する」人材にならなくてはなりません。
この記事を読んでいらっしゃる方は勉強熱心で真面目な方でしょう。
だからこそ、失敗の概念を上手く活用出来る人材になって頂きたいと考え、この記事を書いています。
自分自身が持つ「失敗の概念」によって、人生が変わると言っても過言ではないのです。
失敗するということはチャレンジしたということ
失敗を嫌う人は多いですが、私はそうは思いません。
失敗するということは基本的には能力以上の仕事に取り組んだり、未知の体験にチャレンジしたということです。
基本的に受動的に行動していると失敗しにくいです。
逆に能動的に行動していると失敗しやすいです。
この記事を読んでいる方の中には、仕事で派手に失敗をしてしまった方、仕事が失敗続きで悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたにお伝えしたいことは、ここで受動的になってはいけないということです。
失敗を繰り返しながらも能動的に行動を続けていると、長いスパンで見れば必ず繋がる瞬間が来ます。
この記事を読んでいるような真面目で勉強熱心なあなたですから、間違いありません。
今まで通り能動的な行動、チャレンジを続けましょう。
失敗には2種類ある
一方で失敗には二種類あります。
「客観的な失敗」と「主観的な失敗」です。
「客観的な失敗」とは定量的な指標で評価出来る失敗です。
目標値や業務目的を達成出来ないといったような失敗です。
「主観的な失敗」とは定量的な指標で評価出来ない失敗です。
個人的に目標としていた内容が達成出来なかった場合や人間関係、恋愛などの失敗が当てはまります。
「客観的な失敗」であれば、必ず振り返りを行い、プロセスのどこにどのような課題があったのかを自分なりに仮説を立てることが大切です。
「主観的な失敗」であれば、自分の保有している能力や思考パターンを客観的に見直し、失敗に繋がった要因は何か?と仮説を立てることが大切です。
失敗を生かせる人と生かせない人の違いはここにあります。
失敗に対して自分なりに仮説を立てて考え、次の自分の行動に落とし込んでいくことが大切なのです。
このプロセスを自分の中に織り込まないと、同じ失敗を繰り返すことになるでしょう。
少しでも異なる失敗は進歩している証拠です。
全く同じ失敗が3回続いたならば、停止している証拠です。
少しでも違う結果になるように、日々「自分の頭で仮説を立てる」ことを怠らないようにしましょう。
仕事での失敗談

さて、ここで私が仕事でやらかした失敗談をご紹介することにしましょう。
普段、ブログやTwitterで偉そうに発信している私ですが、数々の失敗をやらかして来ました。(笑)
仕事での失敗談:海外事業体に出入り禁止になる
一番始めに強調しておきますが、法律に触れるようなことをした訳ではありません。(笑)
新卒入社した企業はいわゆるグローバル企業です。世界中に海外事業体が点在しています。
私が初めて海外出張に出向いたのは20代前半です。
新規プロジェクトの立ち上げを目的として、日本から中古の大型設備を輸出し、現地で据付するのと同時に各種生産条件を設定していくような内容で、海外事業体でスーパーバイザーとして指揮を取る業務でした。
当時の私の実力には完全に見合っていない業務レベルです。(笑)
日本というのは本当に素晴らしい国です。
仕事をする相手のレベルにもよりますが、指示したことは基本的に徹底されます。
何なら私の指示が漏れている内容さえ、「これはこうした方がいいよね」とメーカーの方が考えて実行してくれます。
海外事業体ではそうはいきません。
指示したことは忘れ去られ、日程は守られず、「それは当たり前だろう」という基本も疎かになっていたりします。
そんな日々のフラストレーションから私は失敗のトリガーを引いてしまいます。
私が犯した失敗
自分がスーパーバイザーとして指揮を取っている以上、「絶対に上手く進めたい」、「日程通りに進めたい」、「上司の期待を裏切りたくない」。
そんな気持ちから、私は海外事業体で数々の大失敗を犯してしまいます。
- 日本の常識を押し付ける
- 人前で叱る
- 年上を容赦無く叱る
- 自分目線で話し続ける
- 私の言うことを聞いてやることをやれという発想
普通に考えれば、すぐに分かることですが、一発アウトです。(笑)
しかし当時、20代前半の私にはそれに気づける感性や気持ちの余裕が不足していました。
プロジェクトの進行自体は紆余曲折ありましたが、上記のような強引さで軌道に乗せ、初回の支援業務を完遂して日本に帰国しました。
しかし、帰国後のTV会議で問題が顕在化します。
一定の成果を出したにも関わらず、「次回の支援業務は別の担当者にして欲しい」との海外事業体からの申し入れがありました。
事実上の出入り禁止通告です。
失敗からの学び
この失敗から、私は様々なことを身をもって学びました。
- 人間は感情の生き物→理屈と感情のバランスが大切
- 目線を下げて合わせるという発想を持つ
- どうしても叱る必要がある時は個室かつ個別に叱る
- 相手の能動性を引き出す指導の重要性
20代前半でこの経験をしたのは非常に大きかったです。
なぜなら、日本という国のレベルの高さやありがたみが分かりましたし、将来の後輩や部下指導に非常に役に立ったからです。
この失敗を教訓に、次に支援業務に出向いた国ではプロジェクト立ち上げまでの全4回の支援業務を完遂することが出来ました。
この失敗談は今でも事あるごとに引き合いに出します。
深く悩み、苦しんだからこそ、自分の心に刻まれ、自分の言葉で語れるのです。
未来の自分に必要な失敗だけが起こる

失敗というのは非常に神秘的なものです。
私自身の人生経験で言えば、今までに重ねた数々の失敗は全て、その後の人生において100%必要なものだったからです。
たった今は苦しく、辛い失敗かもしれませんが、必ずその後の人生に繋がります。
このことは覚えておいて頂ければと思います。
5年後、10年後に申し上げた意味が分かるはずです。
今回は以上です。
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