こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- ギグエコノミーについての本質を知りたい人
- これからの時代での生き残り方を知りたい人
それでは「ヨット講座」始めましょう。
※ヨットはこんな人です。(Twitterフォロワー数は2020/10/24現在です。)

ギグエコノミーとは何か?

はじめに、ギグエコノミーとは何でしょうか?
現代社会ではネットワークのインフラが完備し、リアルタイムでの情報授受が可能になりました。
そのリアルタイム性を利用して即時性のある業務受発注を可能にしたシステムとも言えるでしょう。
ギグエコノミーについての概略は別のサイトが分かりやすく説明してくださっていたので、そちらをご覧下さい。
ギグエコノミーの例

ギグエコノミーの代表的な例はすでに我々の身近になりつつあります。
Uber
一番代表的で有名なものは「Uber」でしょう。
私の在住している都市でも「Uber Eats」の籠を背負いながら、自転車で走っている人をよく見かけます。
ランサーズ
次にこの記事を読んでいる勉強熱心な人であれば、分かると思われる例が「ランサーズ」です。
フリーランスプラットフォームである「ランサーズ」はホームページ制作、アプリ開発、ロゴなどのデザイン、ライティング等の案件で企業とフリーランスを繋ぐ仕組みで規模を拡大しています。
この記事を読んでおられる方には活用している人もいらっしゃるかもしれません。
ギグエコノミーの正体

さて、ここからがこの記事の本題である、「ギグエコノミー」の正体です。
綺麗事を抜きにした本質をお話しようと思います。
これがありのままの現実です。
極一部の特例を除いてはこの法則が完璧に当てはまります。
「ギグエコノミー」という言葉を聞くとカッコよく聞こえますが、要はコモディティの仕事を誰にやってもらうかを募るシステムだということです。
この記事を読んでくださっているあなたは、この本質を心に刻みましょう。
ギグエコノミー時代に心がけたいこと

ギグエコノミーの流れが更に加速していくと予測される現代社会において、心がけたい2つの重要なポイントがあります。
それが以下の2つです。
- ①基本的に依頼する側になる比率を増やすこと
- ②受注する場合はコモディティにならないように自分しか出来ない価値を提供すること
ギグエコノミー時代に心がけたいこと1:依頼する側になる
ギグエコノミー時代に心がけたいこと1つ目は基本的には依頼する側になる比率を増やすことです。
前章でギグエコノミーの受注者は「自分で企画を考えて、行動出来ない人」「言われたことをやる人」を募るシステムであるとお話をしました。
「依頼する力」は能力の集大成
私は自動車メーカーの出身です。
自動車メーカーは基本的にピラミッドの頂点の企業です。要は基本的に依頼する側の立場です。
自動車の将来要求確認、要求仕様作成、想定コスト、原価回収年数、社内りんぎ、関係部署との調整など、全てを企画・構想して初めて「依頼」が出来るのです。
要は「自分で企画・構想する力」=「能力」なのです。
言われたことをやる人ではなく、依頼することを企画・構想・指示出来る人がこれからの時代も生き残っていくでしょう。
ギグエコノミー時代に心がけたいこと2:コモディティにならない価値を提供する
ギグエコノミー時代に心がけたいこと2つ目はコモディティにならない価値を提供することです。
1つ目で極力依頼する側の比率を高めることを推奨しましたが、全員が全員依頼する側にはなれません。
仕事を受注する人というのは必ず発生します。
自動車メーカー時代の実話でお話しましょう。
3ヶ月に1回オーバーホール(メンテナンス)しなければ、トラブルを引き起こす装置の構成部分がありました。
製造現場サイドからの改善要望が強く、改善を検討したのが私です。
「こういう風にすれば、劇的にトラブルが少なくなるのではないか?」との仮説を立て、複数の装置メーカーに相談しましたが、どこの装置メーカーも「うちでは出来ません」と言います。
そこで、遠方の企業にも選択肢を広げたところ、ある装置メーカーから「〇〇さんのおっしゃっている仕組みを標準搭載しているのが我がメーカーの装置です」とおっしゃる装置メーカーと出会いました。
図面や実物を見ましたが、まさにイメージ通り。
数回の打ち合わせを経て、その装置メーカーへの発注を決めました。
総額6,000万円です。
結論から申し上げると大成功でした。平均3ヶ月に1回の頻度でトラブルが発生していたところが、1年間以上ノートラブルになり、サラリーマン時代の私の最高傑作になってくれました。
ここで大切なことは私の仕事が上手くいったことではありません。(笑)
「誰でも出来ること」というのは、単価がじわじわ下がっていきます。
しかし「自社やその個人しか出来ないこと」というのは、単価が下がりません。何なら、嫌いな発注先であれば断ることすら出来ます。
傲慢になることを進める訳ではありませんが、そのような立場を構築する工夫こそが、これからの時代を生き残っていく上で大切なのです。
ギグエコノミー時代で生き抜こう

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
一緒にギグエコノミー時代を生き抜いていきましょう。
今回は以上です。
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