こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 仕事やビジネスにおける守備範囲とは何かを知りたい人
- 仕事やビジネスで守備範囲が広い人が重宝される理由を知りたい人
- 仕事やビジネスで守備範囲を広げる練習方法を知りたい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:【ハイパフォーマーの習慣・特徴 7選】エンジニア・コンサルを分析
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それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/3/9現在です。)

仕事の守備範囲とは?→能力の集大成

まずはじめに仕事・ビジネスの守備範囲とは何かということについて考えていきましょう。
これだけでは分かりにくいと思いますので、いくつかの要素に分けて考えていきましょう。
仕事・ビジネスの守備範囲→抽象度のコントロール能力
仕事・ビジネスの守備範囲とは「抽象度のコントロール能力」だと考えています。
例え話で考えてみましょう。
Aさんは自分の仕事だけをこなすのに必死です。抽象度は低い状態です。
Bさんは自分の仕事とチームの仕事まで視野が広がっています。抽象度は中くらいの状態です。
Cさんは自分の仕事の仕組み化を考え、全社展開して効率化を目論んでいます。抽象度は高い状態です。
あなたの周囲で仕事・ビジネスの守備範囲が広いと感じる人がいたらこのような視点で観察してみて下さい。
抽象度の高い/低いを絶妙に組み合わせているはずです。
仕事・ビジネスの守備範囲の構成要素
次に仕事・ビジネスの守備範囲の構成要素を考えてみましょう。
視野の広さ:内部リンク:【視野を広げると生き方の可能性が広がる】視野が広い人の考え方
準備・予習:内部リンク:【仕事は予習・準備で8割以上が決まる!】予習・準備のコツ5選
仕事の速さ:内部リンク:【仕事が速い人の特徴 9選】スピードアップの方法/コツ
日程管理能力:内部リンク:【日程・スケジュール管理のコツ】管理できない人が心がけるべきポイント7選
統率能力:内部リンク:【会議が苦手/うまくいかない人必読】短く効率化した会議の進め方
指導・育成力:内部リンク:【部下・後輩指導でお悩みの方へ】指導・育成上手な人の方法論・コツ
これらの構成要素の組み合わせた結果として、仕事・ビジネスの守備範囲として顕在化してくる訳です。
基本的な内容は上記の内部リンク記事で解説していますので、ご一読下さい。
仕事・ビジネスの守備範囲を広げる→自身の成長を加速させる手段
成長するという観点からも「仕事・ビジネスの守備範囲を広げる」意義を考えてみましょう。
私が今でも大尊敬している自動車メーカー時代の部長の口癖が「守備範囲を広げる、他人の庭を掃く」でした。
これはその通りとしか言いようがありません。
仕事・ビジネスの守備範囲を広げるには、自ら考え能動的に動く必要があります。
能動的に動けるだけでも周囲から一歩抜きん出ます。
更には守備範囲を広げると必ず失敗します。私は散々失敗しました。(笑)
しかし、その失敗を帰納的に思考し、守備範囲の担当案件にフィードバックして、検証していく。
そのトライ&エラー(いわゆるPDCA)を高速回転させることによって、成長速度は指数関数的に早くなります。
守備範囲を広げるということは、自分の限界に挑戦するということです。
楽なことばかりではありませんでした。
ですが、結果論で1つだけ言えることがあります。
「能動的に行動して失敗する人生は意外に面白いよ」ということです。
1回しかない人生なのですから、楽しみ・苦しみ・悩み・絶望、全部味わうことです。
その方が後悔しないです。これは主観による独断と偏見ですが。
内部リンク:【挑戦が怖い、挑戦できない人へ】挑戦する心、勇気を養う思考法
仕事の守備範囲を広げる練習方法 5選

ここからは仕事の守備範囲を広げる練習方法のコツを5つに分けて解説していきます。
全てを一気に練習する必要はありません。
自分の肌感覚にあったものを継続することが大切です。
内部リンク:【継続力がない人は必読】継続のコツ、継続するには何が必要なのかを徹底解説
仕事の守備範囲を広げる練習方法1:全体像を描く
仕事の守備範囲を広げる練習方法1つ目は全体像を描くことです。
これは私が至るところで多用する考え方です。
守備範囲というのは全体像が描けていないと広げにくいです。
全体像を描けていないまま守備範囲を広げようとすることは、「日本地図しか見たことのない人がいきなり海外旅行に行く」ようなものです。
そんなことを考えることさえも、仕事の守備範囲を広げる練習方法の1つなのです。
内部リンク:【理解力を高める方法→型の理解】理解力がない人→高い人へ
仕事の守備範囲を広げる練習方法2:抽象・具体を繰り返す
仕事の守備範囲を広げる練習方法2つ目は抽象・具体を繰り返すことです。
抽象・具体を繰り返すことは「抽象の構成要素は?」「具体的な要素を組み合わせ、抽象的にすると見えるものは?」を常に繰り返すということです。
抽象・具体の思考を繰り返し、「ギャップ・歪み」を見逃さないことです。
仕事の守備範囲を広げる練習方法3:熟考とキーワードを使い分ける
仕事の守備範囲を広げる練習方法3つ目は熟考とキーワードを使い分けることです。
「同じ時間で対応範囲を広げる」ということは「時間密度を上げる」必要がある訳です。
「時間密度を上げる」手段の1つが「熟考とキーワードを使い分ける」という方法です。
仕事には2つのフェーズがあります。
「キーワードを拾い集めるフェーズ」と「拾い集めたキーワードをどのように組み合わせるのか、そこから何が言えるのかを熟考するフェーズ」です。
仕事が遅い人というのは「キーワードを拾い集めるフェーズ」で熟考を始めてしまうタイプです。
これでは時間がいくらあっても足りませんし、時間がなければ守備範囲を広げることは不可能です。
この2つのどちらのフェーズかを意識するだけで仕事の速度が上がりやすくなります。
今日から意識してみて下さい。
仕事の守備範囲を広げる練習方法4:言葉の意味を調べる
仕事の守備範囲を広げる練習方法4つ目は言葉の意味を調べることです。
凄く地味ですが、分からない言葉・キーワードの意味をきちんと理解している人と理解していない人では、その後の繋がり方や質的変化のレベルがまるで変わります。
これは仕事はもちろん、哲学書の読書などでも同じです。
言葉の意味が正しく理解出来ていると、自然と守備範囲が広がります。
少しでも言葉の意味が分からなかったり、ニュアンスを読み取れなかった時は必ず意味を調べるようにしましょう。
地味ですが、効果大です。
仕事の守備範囲を広げる練習方法5:守備範囲を広げない部分を決める
仕事の守備範囲を広げる練習方法5つ目は守備範囲を広げない部分を決めることです。
これは逆説的なのですが、非常に大切です。
人間の命というのは有限です。
80年なら80年、100年なら100年の期限の中で何が成し遂げられるのかが人生です。
1日は24時間しかありません。
惰性で「飲み会の守備範囲」を広げていないでしょうか?
惰性で「よく分からない人脈」を広げていないでしょうか?
そんな観点で考えてみることも重要です。
今回は以上です。