こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 理解力がない、理解力が低い、理解力が乏しいと悩んでいる人
- 理解力を高める方法、理解力を鍛えるトレーニング方法について知りたい人
- 理解力がない人に教えるコツを学びたい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:【ハイパフォーマーの習慣・特徴 7選】エンジニア・コンサルを分析
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それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/1/19現在です。)

理解力とは何か?

まずはじめに「理解力」について考えていきましょう。
当たり前ですが、理解力を高めるためには「理解力」の意味をきちんと理解する必要があります。
このような状態では「理解力が高い人」になれるはずがありませんよね。
まずは模範解答、少し角度を変えた目線で「理解力」について考えていきましょう。
「理解力」→物事の道理や筋道が正しくわかること、意味・内容を認識すること
まずは模範解答からいきましょう。
「理解力」には2つの意味があります。
- 1:物事の道理や筋道が正しくわかること、意味・内容を認識すること
- 2:他人の気持ちや立場を察すること
2は理解力というよりは、共感力に近いものでしょう。
「理解力」の正体→パズルを組み立てる力
ここからは少し、模範解答から離れて考えていきましょう。
これだけでは意味不明だと思いますので、解説させて下さい。
パズルを組み立てるのには、4つのステップがあります。
- 1:完成したパズルの絵を認識する
- 2:どの部分から組み立てるか決める
- 3:必要なピースを探す
- 4:額縁にパズルをはめ込む
仕事などで理解力が高い人は、常にこれを無意識レベルでやっています。
回りくどく説明するのをやめます。(笑)
要はこういうことです。
- 1:全体像を把握する、目的を把握する
- 2:全体像の中のどの部分の話をしているのかを認識する
- 3:必要な部分を取捨選択する
- 4:思考の型に当てはめて考える
仕事で理解力が高い人はこの1〜4のステップを呼吸するように無意識レベルで行っています。
そして、理解力がない人に教えるのが上手い人、部下や後輩への指導が上手な人は必ずこのように話をしています。
逆に仕事で理解力が低い人は必ず1〜4の中のどこかが欠けてます。
もしくは1〜4いずれかの解釈が少しズレている場合が多いです。
今日はこの1〜4のステップ、内容を深堀りして解説していきます。
理解力を高める方法 4つのステップ

理解力が高い人は下記1〜4のステップを無意識に行っているということは先述しました。
- 1:全体像を把握する、目的を把握する
- 2:全体像の中のどの部分の話をしているのかを認識する
- 3:必要な部分を取捨選択する
- 4:思考の型に当てはめて考える
この章ではこの1〜4それぞれのステップを解説していきます。
理解力を高める方法1:全体像を把握する、目的を把握する
理解力を高める方法1つ目は全体像を把握する、目的を把握することです。
例えるならば、「宇宙→地球→日本」のように抽象度の高い部分から順番に考えず、「日本」のみを考えているイメージでしょうか。
理解力を高める上で大切なことは「目的」「ニーズ志向/シーズ志向の明確化」「予算/日程感(5W1H)の明確化」「企画構想背景」「実行計画」などの全体像をきちんと把握することです。
ここまでの全体像がまだ出来上がっていない場合などは、前提条件などをきちんと把握すると、理解力が自然に高まっていきます。
企画立案の考え方は非常に大きなヒントになりますので、リンクを貼っておきます。ご一読下さい。
理解力を高める方法2:全体像の中のどの部分の話をしているのかを認識する
理解力を高める方法2つ目は全体像の中のどの部分の話をしているのかを認識することです。
「目的」「ニーズ志向/シーズ志向の明確化」「予算/日程感(5W1H)の明確化」「企画構想背景」「実行計画」のどの部分について話をしているのかを的確に認識することが必要です。
これらは効率的に会議を進めることや、生産性向上・改善にも共通する考え方です。
内部リンク:【会議が苦手/うまくいかない人必読】短く効率化した会議の進め方
内部リンク:【生産性向上/改善のヒント】生産性を上げる思考法
理解力を高める方法3:必要な部分を取捨選択する
理解力を高める方法3つ目は必要な部分を取捨選択することです。
ポイントは論点、争点は何か?を常に考えることです。
これを意識するだけで、理解力はグンと上がります。
論点→議論の中心となる問題点
争点→争いの的になっている主要点
例えば「論点→日程」「争点→日程目標を達成するためのヒューマンリソース不足の解消方法」であるならば、その内容に関連する発言を取捨選択してホワイトボードに書けば、立派な議事録の出来上がりです。
そのようなことができる人は理解力が高い人と認定されます。
論点・争点を適切に認識し、必要な部分を取捨選択することを意識しましょう。
理解力を高める方法4:思考の型に当てはめて考える
理解力を高める方法4つ目は思考の型に当てはめて考えることです。
私がよく使用している思考の型は以下の4つです。
- 「逆説的に思考する」
- 「共通事項をまとめる」
- 「多角的に思考する」
- 「物事の裏側を考える」
この4つの思考の型を利用することにより、理解力が高まります。
具体的事例は以下の記事にまとめてありますので、ご一読下さい。
内部リンク:【思考力を鍛える4つの型】AIに負けない思考方法、思考の型
理解力を高める方法 3つのコツ

前章までは、理解力を高める骨子(こっし)をご説明させて頂きました。
この章では日常生活レベルで理解力を高めるコツをご紹介していきます。
理解力を高めるコツ1:引っかかるキーワードを増やす
理解力を高めるコツ1つ目は引っかかるキーワードを増やすことです。
極端な例を引き合いに出します。
この横文字の意味がパッといくつ理解できるでしょうか?
シュミラークル、カタストロフ、アイロニー、ヘゲモニー、アポトーシス、シニフィアン/シニフィエ、ヒエログリフ、ディアスポラ、ルサンチマン、パトス、ロゴス、エトス
またこの日本語の意味がパッといくつ理解できるでしょうか?
補綴(ほてつ)、奢侈(しゃし)、蕩尽(とうじん)、呻吟(しんぎん)、零落(れいらく)、卑賤(ひせん)、曙光(しょこう)、諧謔(かいぎゃく)、奸計(かんけい)、紊乱(びんらん)、貪婪(どんらん)、慇懃(いんぎん)、頽廃(たいはい)、跋扈(ばっこ)、晦渋(かいじゅう)、怯懦(きょうだ)、籠絡(ろうらく)、瀰漫(びまん)
読書、音声コンテンツなどの自己研鑽で自分が拾えるキーワードの守備範囲を能動的に広げていくことが大切です。
内部リンク:【教養とは何か?】教養を身につけるために心掛けたいこと
内部リンク:【隠れた名著】おすすめの名著リスト 教養が身につく14冊
内部リンク:【読書ができない、苦手な人へ】人生を豊かにする本の読み方のコツ
理解力を高めるコツ2:気づく力を鍛える
理解力を高めるコツ2つ目は気づく力を鍛えることです。
今の時代は「〇〇ハラスメント」の全盛時代なので、なかなか本音で思っていることをきちんと指導して貰えない時代です。
自分の足りない部分に自分で気づき、何をすれば良いかを考える。
これは理解力と同じくらい大切な力なのではないでしょうか。
内部リンク:【気づく力は能力の集大成】気づく力を鍛えるトレーニング 5選
理解力を高めるコツ3:視野を広げる
理解力を高めるコツ3つ目は視野を広げることです。
相手がどの視点から物事を見ているのかを理解することは理解力を高める上で非常に重要です。
様々な視点から物事を観察し、視野を広げることを意識しましょう。
内部リンク:【視野を広げると生き方の可能性が広がる】視野が広い人の考え方
今回は以上です。