こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 就活中、ES作成中、面接準備中で「個性とは何か?」と悩んでいる人 ※個性の参考例文も記載しました。
- 個性が出せる仕事とは何かを考察したい人
- 個性が強いと悩んでいる人
- 個性を尊重する重要性を考察したい人
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それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/4/2現在です。)
個性とは何か?

さて、まずはじめに個性とは何かについて考えていきましょう。
模範解答→ポイントの順番で解説を進めていきます。
個性とは何か?→【模範解答】他から区別させている固有の性質
個性とは何かの模範解答は「他から区別させている固有の性質」ということになります。
個々の人または個々の事物に備わっていて、他から区別させている固有の性質。パーソナリティー。個人性。
出典:コトバンク
この解説で非常に難しいのは、解釈の仕方が無限にあることです。
原子レベルから考察すれば、人間を構成しているのは様々な原子です。
水、炭素原子、酸素原子、水素原子、窒素原子、カルシウム原子、リン原子、カリウム原子。
これらの比率が完璧に一致する人はこの宇宙上にいるでしょうか?
恐らくいないでしょう。(笑)
または今までの人生の軌跡が完璧に一致する人はいるでしょうか?
こちらもまず存在しません。
そう考えると、自分の精神自体が個性だと解釈できるでしょう。
中々面白いですが、就活の面接で話したり、ESには書かない方が良いでしょう。
この内容の面白さを理解できる採用担当の方は、0.1%にも満たないでしょうから落ちます。(笑)
このように個性とは真剣に考え始めると非常に深いものです。
一方で自己分析、就活、ES作成、面接対策などを実施している時には、要点を押さえたいはずです。
その押さえるべき要点を次項で解説していきます。
個性とは何か?→【ポイント】他者との標準偏差のズレ
中心の0が平均値だとした時に、その平均値から離れれば離れるほど「標準偏差が大きい」ということになります。

個性とは他者比での標準偏差のズレなのです。
例え話で考えてみましょう。
上記グラフの0がIQ105だとしましょう。
あなたがIQ140だと仮定すれば、他者比での標準偏差のズレであり、個性だと言えるでしょう。
上記グラフの0が友達30人だとしましょう。
あなたが友達100人だとすれば、他者比での標準偏差のズレであり、個性だと言えるでしょう。
上記グラフの0が通算読書量50冊だとしましょう。
あなたが通算読書量1000冊だとすれば、他者比での標準偏差のズレであり、個性だと言えるでしょう。
前項で先述したように人間は存在自体が絶対的な個性です。
しかし、就活・ES・面接などで求められている答えは、「他者と比較した際の相対的な個性は何か?」に対する答えが求められている訳です。
上記の例え話を参考にして頂き、「他者と比較した際の相対的な個性は何か?」を考えてみて下さい。
ご参考:「あなたの個性とは?」と問われた際の例文:面接・ESなどの構想にご活用下さい
ご参考:「あなたの個性とは?」と問われた際の例文の「型」を記載しておきます。
あなたのケーススタディを当てはめて、面接・ESなどの構想にご活用下さい。
ー例文開始ー
【私の個性の結論】
私の個性は「自分の頭で考える癖」があることです。
【問題点】
例:バイト先
マニュアルに記載されていないこと・店長に指示されたこと以外のことをお客様に依頼された時に対応できないことが問題点でした。
【周囲の平均値】
アルバイト先では「マニュアルに記載されていること・店長に指示されたこと」のみをやる人ばかりでした。
【自分は標準偏差からどのように外れて個性を発揮したか】
- お客様に依頼された内容で「マニュアルに記載されていないこと」をリスト化した。
- リスト化した上で「自分の頭で」対応方法を考えた。
- 対応方法を考えた上、店長と調整し、イレギュラーケースの対応方法をマニュアル改訂、落とし込んだ。
ー例文終了ー
個性が出せる仕事=他者とのズレが価値になる仕事

「個性とは何か」は先述させて頂きました。
ここからは「個性が出せる仕事」にはどんな仕事があるかを考察していきましょう。
どういうことか解説していきます。
前提条件:個性が出せる仕事は多くない
「会社員」であるという前提のお話をしますが、個性が出せる仕事は多くありません。(最近は徐々に「個性を出せる仕事・会社」が増えてきているイメージがありますが、比率的にはまだ僅かでしょう。)
極論で例え話をします。
銀行員の業務遂行には個性は必要ありません。
製造業のライン作業者の業務遂行には個性は必要ありません。
私の自動車メーカーにエンジニアとして勤務していた一次情報からお話するのであれば、個性のあることがマイナスに働いたことの方が多かったです。(笑)
同質性を重んじる日本ならではなのだと思いますが、個性を出すと、まぁ色々とデメリットがあります。
「個性が出せる仕事がしたい」と考えてらっしゃる方は、職種選びをかなり慎重にする必要があると思います。
「他者とのズレが価値になる仕事=個性が出せる仕事」である
先述したような職種では基本的に他者とのズレが仕事での価値に繋がりにくい現状があります。
逆説的に考えると「他者とのズレが価値になる仕事=個性が出せる仕事」であると言えるでしょう。
いくつか例を挙げましょう。
デザイナー、クリエイター、Webライター、企業の企画部門、創作レストランなどでしょうか。
または、YouTuber、プロスポーツ選手、作家、ブロガー、起業家などでしょうか。
これらは他者とのズレを価値に変えることのできる職業です。
想像・創造の力が求められている職種であるとも言えるでしょう。
内部リンク:変化する時代を生き残る人材→結論:想像/創造人材が時代を作る
個性を伸ばすには?→シーズ志向を意識する
「個性がない、個性を伸ばす方法を知りたい」
内部リンク:【ニーズとシーズ】これからの時代に必要なのは「シーズ」
ニーズ志向の意味は消費者の求めているものやサービスなどの要望に沿って、商品やサービスを構築していく考え方のことをいいます。
ニーズ志向の特徴は模範解答に乗っ取って業務を進めていくような考え方だと言えるでしょう。
シーズ志向の意味は消費者の声は特に参考にせず、自社の独自技術、独自アイデアを基に商品やサービスを構築していく考え方のことをいいます
シーズ志向の特徴は模範回答を自ら作り出すように業務を進めていくような考え方だと言えるでしょう。
シーズ志向を磨くヒントになる記事は以下の記事です。
興味がある方はご一読頂ければ幸いです。
内部リンク:【0から1を生み出す人が仕事のできる人】0から1をつくる方法
個性を尊重する重要性

最後に個性を尊重する重要性について、少しお話して締めくくります。
そもそも論として、「個性」という概念は相手の存在や相手の個性ありきで成り立っている概念です。
そう考えると「個性=尊重する」以外に選択肢は無いのです。
海外に出向けば分かりますが、挨拶の仕方などにもかなり個性(=文化)が出ます。
相手の個性(=文化)に歩み寄ることは、相手と良好な関係を築くことや、自分の視野を広げ成長することに繋がります。
内部リンク:仕事で初めて海外出張へ行く人へ:海外出張前の準備、仕事の進め方
そんな観点から今まで以上に相手の個性を尊重すると、自分がますます成長できるのではないでしょうか。
今回は以上です。