時間

【時間が大切な本質的理由→本質的には等価交換が不可能だから】

2021年4月3日

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【時間が大切な本質的理由→本質的には等価交換が不可能だから】

2021年4月3日

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こんにちは、ヨットです。

この記事は以下の人に向けて書きました。

  • お金よりも時間が大切な理由を考察したい人
  • 時間が大切である本質的な理由を考察したい人
  • 時間の使い方を考察したい人
この記事を読むと、時間とは何か、お金よりも時間が大切な理由を理解し、より有意義に人生を生きるための「時間」のヒントが得られます。

※この記事と併せて読みたい記事

内部リンク:【時間感覚を制するものは人生を制す】時間感覚を鍛える5つの方法

内部リンク:【時間管理ができない・苦手な人へ】時間管理術は3つの軸を押さえよう

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それでは「ヨット講座」始めましょう。

※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/4/3現在です。)

ヨットのプロフィール

時間の大切さを考える前に:「時間」とは何か?

時間の大切さを考える前に:「時間」とは何か?

時間の大切さを考察する前に、まずは「時間」とは何かについて考えていきましょう。

結論から先に申し上げると、「時間とは何かは未だに答えの無い永遠のテーマである」ということです。

「時間とは何か」は古今東西の天才哲学者達の間でも意見が別れるほどの難題です。

私が35年弱考えたところで答えが出るはずもありません。(笑)

なので、ここでは「仮説」をいくつか披露したいと思います。

時間とは何か?→【仮説1】人間が生み出した概念である

時間とは何かの仮説1つ目は人間の生み出した概念であるということです。

宇宙全体で考えてみると、そもそも「時間」という概念を持ちうるのは人間だけであるということに気づきます。

地球はどれだけ回っても、太陽はどれだけ熱を発していても「時間が過ぎている」などという概念はありません。

動物には「時間が過ぎている」などという概念はありません。

AIやロボットは「時間」という概念を持ち合わせていそうに思えますが、こちらも持ち合わせていません。

あくまで「0と1」のビットを操る制御が存在するだけで時間という概念は存在しません。

内部リンク:【AI vs 人間】人間にしかできないことを仕事にしよう!

この仮説の結論は「時間は人間が生み出した幻想」ということになります。

人間以外に「時間」という概念は存在しないのですから。

時間とは何か?→【仮説2】人間の記憶に存在するもの

時間とは何かの仮説2つ目は「人間の記憶に存在するものである」ということです。

我々はどのように時間を判断しているのでしょうか。

少し例え話を交えながら考えてみましょう。

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写真は「瞬間」を切り取ったものです。

動き、立体感、匂いなど様々な次元を取り除き、「瞬間」を表現したものが写真です。

本来、我々が「現在」としているものは写真のように「瞬間」であるはずです。

瞬間、瞬間が現れては消えていく。

本来の世界というのは、瞬間、瞬間のシンプルな繰り返しなはずなのです。

※このあたりはキェルケゴールの「不安の概念」が興味深い考察が得られます。

しかし、人間はこの瞬間、瞬間のシンプルな繰り返しを「時間の流れ」と捉えることができます。

それは何故か?

人間には記憶が存在するからです。

瞬間、瞬間を脳内に記憶し、順序立てることで「時間の流れ」として認識している訳です。

「時間は人間の記憶に存在するもの」、実はそれ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。

時間とは何か?→【仮説3】人間が生み出せず、コントロール不可能なもの

時間とは何かの仮説3つ目は「人間が生み出せず、コントロール不可能なもの」ということです。

先述した2つの仮説とは矛盾し、相反する仮説ですが、この内容も一理ある内容です。

お金、物などは人間が生み出したものであり、基本的には市場原理によりコントロールされています。

しかし、時間は人間が生み出せず、コントロールも不可能なものです。

「自分の時間(=命)を10年分生み出すことをこの瞬間に保証して下さい」と言われて保証できる人はこの世にいるでしょうか?

そのようなことを保証できる人はこの世には存在しません。

または「10秒前に時間を巻き戻して下さい」と言われて巻き戻せる人はこの世にいるでしょうか?

ドラえもん以外には存在しません。(笑)

様々な工夫で「相対的」に時間を生み出すことやコントロールすることは可能ですが、「絶対的」に時間を生み出すことやコントロールすることは不可能です。

どうやら、我々が一般的に考える「時間の大切さ」のヒントはこの仮説にありそうです。

時間が大切な理由→同じ「瞬間」は二度と無いから

時間が大切な理由→同じ「瞬間」は二度と無いから

「時間とは何か?」の仮説は3つほど先述しました。

先述した内容を頭に入れた上で、「時間が大切な理由」について考えていきましょう。

結論を総括すると「同じ瞬間は二度と無いから」ということになります。

事例を踏まえながら考察してみましょう。

時間が大切な理由1:等価交換が不可能だから

時間が大切な理由1つ目は等価交換が不可能だからです。

この世は等価交換が不可能なものほど大切だと考えています。

等価交換が不可能なものの代表例が「太陽」です。

太陽は見返りを求めずに、エネルギーを与え続けます。

太陽はこの宇宙で唯一無二ですし、値段など付けられません。

スケールは異なりますが、これは人の時間も全く同じお話です。

極論ですが、あなたや私があと24時間の命だとしましょう。

お金・物と時間を等価交換しようとするでしょうか?

間違いなくしないはずです。

我々はどこか、時間は無条件にあると思い込んでしまいがちですが、そうではありません。

本質的には自分にとっての1秒1秒はどんな物とも等価にはならないのです。

PS.

私自身が病気や事故で何回も死にかけているからこそ、心の底からそう思うのです。

内部リンク:【病気との闘いで疲れた人に送る言葉】病気との向き合い方、乗り越え方

内部リンク:【生と死】生きると死ぬということ

時間が大切な理由2:同じ「瞬間」は二度と無いから

時間が大切な理由2つ目は同じ「瞬間」は二度と無いからです。

人間は原子で構成されています。

水、炭素原子、酸素原子、水素原子、窒素原子、カルシウム原子、リン原子、カリウム原子など。

そして、世界も原子で構成されています。

原子で構成された分子があちこちで衝突している状態が常時続きます。

鋭い方はここでお気づきになったかと思いますが、ミクロレベルで考えれば、人間に内在する原子比率や世界の分子の運動状態が同一になる瞬間はありません。

この記事を読んでくださっている「瞬間」も唯一無二のものなのです。

視点の抽象度をチューニングしてみるとそんなことに気づきます。

1円はいつになっても1円です。(意地悪的に考えるとインフレやデフレで価値は変化しますが・・・)

しかし、1秒の中には無限の情報が詰まっており、同じ1秒はありません。

そんな観点で考えてみると、時間の大切さを今まで以上に感じるのではないでしょうか。

時間の大切さが理解できた時から見える世界が変わる

時間の大切さが理解できた時から見える世界が変わる

最後に主観的な感覚論で申し訳ないのですが、死にかけて、真の意味で時間の大切さが理解できた時から見える世界が変わった気がします。

着眼点や考え方も何もかも変化しました。

時間には「これ」という模範解答はありません。

時間とは何か、時間の使い方、時間の重要度など、全て自分で考えるものです。

そんな答えが無いことを考えることに時間を使っている自分がまたパラドックスのようで面白かったりするのです。

内部リンク:哲学を学ぶ意味→答えがないことを考える力を養うということ

この記事から少しでも何かを感じ取って頂けていたら嬉しいです。

今回は以上です。

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