こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 2021年現在の学校教育の問題点を考察したい人
- 学校教育の目的・意義を考察したい人
- 学校教育が合わない、役に立たないと悩んでいる学生の人
※この記事と併せて読みたい記事
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それでは「ヨット講座」始めましょう。
以下はヨットのプロフィールです。(Twitterのフォロワー数は2021/2/21現在です。)

結論:学校教育の問題点→AIのような模範解答しか教えないこと

今回のこの記事では、以下の2点を前提条件とします。
- 視点:学生、ご両親から見た視点
- 学校教育の目的・意義:人生を豊かに生きる力、土台を作る
この前提条件を踏まえた上で解説に入っていきます。
結論を総括すると、「AIのように模範解答しか教えない」ことが最大の問題点ということになります。
学校教育の問題点1→真に大切なことを教えてくれない
学校教育の問題点1つ目は真に大切なことを教えてくれないことです。
まず、私自身の学生時代を振り返って思うことは、「現状の学校教育は人生を生きる上で全く役に立たない」ということです。
私が現在の自分の人生で本質的に役に立っていることは「本から学んだこと」、「自分が能動的に動いて行動した一次情報」です。
内部リンク:【隠れた名著】おすすめの名著リスト 教養が身につく14冊
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なぜそのようになるのか?
徹底的に模範解答を刷り込むのが日本の学校教育だからです。
もちろん、勉強は非常に大切だと思っていますし、反復して「模範解答」を素早く導き出せる能力は生きていく上で不可欠です。
勉強や「模範解答」を素早く導き出せることが目的になっている訳です。
我々の人生の目的を究極まで抽象化すると「人生を楽しみ、そして苦しんで、いい人生だったと思えること」であると考えています。
学校教育で真に大切なことは人生を有意義に過ごすために、自分の能力と向き合い、自分の今後の人生をどのように生きていくのかの示唆を与えることではないでしょうか?
学校教育の問題点2→生きる力が身につかない
学校教育の問題点2つ目は生きる力が身につかないことです。
学校教育では極論、綺麗事しか教えてもらえません。
間違っても、「自分の頭で考えない人は搾取されるから徹底的に考えなさい。」という先生はほぼいないでしょう。
内部リンク:搾取されない生き方をする方法5選:資本主義の仕組みを理解する
または、「格差社会問題は絶対に無くなりません」などと本音を教えてくれる先生はほぼ皆無に等しいでしょう。
内部リンク:格差社会問題は無くなるか?→結論:格差問題は永遠に解決しない
そのような本質に気づいていない学校の先生すらたくさんいます。
社会の仕組みの本質を教えられる人がいないのです。
人生の全体像を描いて指導するのではなく、「部分的な手段」に偏っているのが学校教育の問題点だと言えるでしょう。
もし、この記事を見てくださっている方の中に教育の関係者がいらっしゃれば、そんな観点で考察して頂ければと思います。
学校教育の問題点3→AIの導入促進
学校教育の問題点3つ目はAIの導入促進です。
2021年現在では、AI技術の進歩に伴い、AIを学校教育に導入する動きが進んでいます。
すでに実装が始まっている私立の学校はいくつか存在し、今後、公立の学校にも横展開される動きとなるでしょう。
私は学校教育にAIを導入していく動きには反対です。
もちろん、部分的に覚えるべき基礎学力を素早く習得するために利用することは素晴らしいことです。
なぜなら、AIは真に大切なことを教えてくれないからです。
「感情」という概念はAIにはありません。
内部リンク:【AI vs 人間】人間にしかできないことを仕事にしよう!
AIには人間の感情やドロドロとした部分を理解することなどできないのです。
もちろん理解していないことを教えることなどできません。
一方で現在流行しているビジネスモデルを観察してみると、人間の「感情」「心理」を巧妙に突いたビジネスモデルが隆盛を極めています。
「YouTube」の本質はスペクタクルで古代ローマのコロッセオのオマージュです。
自分は安全な場所を確保し、見世物を見て楽しむという人間心理を突いたものと言えます。
「オンラインサロン」の本質は救いを求める隷属で中世ヨーロッパ宗教のオマージュです。
上手くいかない時、変化が激しい時代には何かに救いを求めるという人間心理を突いたものと言えます。
何が申し上げたいかというと、「想像し、創造する」人材はAIでは育たないのです。
内部リンク:変化する時代を生き残る人材→結論:想像/創造人材が時代を作る
模範解答が通用しなくなっている時代に模範解答を教える装置を導入して何が起こるか?
その答えはあなたが考えてみて下さい。
学校教育を受ける上でのポイント→洗脳されないこと

この章は学生の方へのメッセージです。
その他の方はここで終了して頂いて構いません。
どういうことか?
解説していきます。
学校教育に洗脳されないために大切なこと1:先生はエリートではないことを知っておく
学校教育に洗脳されないために大切なこと1つ目は先生はエリートではないことを知っておくことです。
綺麗事を抜きにすると、大学の教授や大学の研究助手を除いては、学校の先生というのはエリートがなる職業ではありません。
特に公立小学校、中学校、高校の学校の先生は確実にエリートではありません。
エリートで教育を志す人は学校の先生ではなく、文部科学省などに入省します。
ここで大切なポイントは先生に反抗することではありません。
思考・発想と社会的地位の相関性を世の中の様々を見渡して、自分の頭で考えることです。
世の中にいる本物のエリートと学校の先生の言うことを比較して、自分の頭で考えることです。
言うことを聞いたふりをしながら、必ず自分の頭で考える。
これは社会人になってからも役立つ発想なので、是非覚えておいて頂ければと存じます。
学校教育に洗脳されないために大切なこと2:反対されることが人生を有意義に生きる入り口
学校教育に洗脳されないために大切なこと2つ目は反対されることが人生を有意義に生きる入り口だという事実を知っておくことです。
学校教育というのは「模範解答」から外れた答えを導き出すと反対されます。
私は何から何まで「模範解答」から外れた答えを連発してきました。
もちろん、様々な人から散々反対されましたし、理解もされませんでした。
中学生の時が「模範解答から外れた」ピークでした。
これは完全な主観ですが、「反対される道を選んだ方が人生は充実する」ということです。
反対した学校の先生が自分の人生の責任を取ってくれる訳ではありません。
結局のところ、全ては自分の責任です。
内部リンク:【他責思考を改善する/させるには?】他責思考改善のヒント
それなら、好きなことを目指した方が人生が充実すると思いませんか?
私は「失敗だらけ」の人生ですが、それなりに楽しんでいます。
反対された時に一切怯まなかった中学生の頃の自分を褒めてやりたいくらいです。
これだけは覚えておいて頂きたいです。
これは人生を通して同じことです。
この記事を読んでいる優秀なあなたは10年後、15年後にこの意味が分かるはずです。
今回は以上です。