こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 一流の人になりたいと考えている人
- 一流、二流、三流の違いを知りたい人
- 一流とは何かの定義を知りたい人
※この記事に併せて読みたい記事
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それでは「ヨット講座」始めましょう。(※ヨットはこんな人です。Twitterフォロワー数は2020/12/25現在です。)

一流とは何か?

さて、まずはじめに、一流とは何かの定義から考えていきましょう。
意外にここで説明する原則を理解するだけで、一流にグッと近づきます。
その見分け方を含めて解説していきましょう。
一流とは何か?→模範解答:その分野での第一等の地位、第一級
まずは模範解答から行きましょう。
漠然としていますよね。(笑)
例えば、日本の企業で考えると、東証1部に上場していれば一流なのか、日経225銘柄に入れば一流なのかといったように、かなり範囲に開きがあります。
または、サッカーで考えると、Jリーグで活躍していれば一流なのか、スペインのリーガエスパニョーラで活躍していれば一流なのかといったように、かなり範囲に開きがあります。
そこで、少し模範解答から離れて一流を定義していきます。
一流の定義→一流の複数名が一流と認めた人、物
私がこの事実に気づいたのは、ピエール・クロソウスキー氏の「生きた貨幣」という本を読んだ時です。
この本は一流哲学者 ミシェル・フーコー氏が絶賛した本です。
「私たちの時代のもっとも偉大な本である」と断言し、ジョルジュ・バタイユや、モーリス・ブランショ、フリードリヒ・ニーチェなど名だたる一流哲学者の名前を引き合いに出し、「あれこれのやり方で重要であったものすべての道がひそかにここに通じていた」とフーコー氏は言います。
この本を始めて読んだ私の感想は・・・
「全く分からない、理解できない」でした。(笑)
※ちなみに初めて読んでから10年ほど経ちます。そして毎年読み返していますが、未だに理解率は20%前後です。
ここで逆説的に考えた時に面白い事実に気づきました。
それは「一流とは一流の複数名が認めた人、もの」であるという事実です。
どこかの三流が何百万人集まって、「ピエール・クロソウスキー氏の「生きた貨幣」は三流の本だ」と評価したところで何の意味もありません。
フーコー氏が「この本は超一流だ」と言ったらそれが一流なのです。
一流の人の2〜3人が「あの人、あの本、あの物は一流」と言ったら、それは一流だということです。
三流の人が100万人集まって、「あの人、あの本、あの物は一流」と言ったら、それは三流だということです。
この仮説を「高学歴→超大企業入社→独立 中小企業オーナー社長」にお話したところ、「その通りだ」と絶賛されました。
少し厳しかったかもしれませんが、これがありのままの現実です。
一流、二流、三流は年収、実績、結果だけでは決まらない
意外に勘違いされがちな部分ですが、一流、二流、三流は年収、実績、結果だけでは決まりません。
年収が10億円でも、「一流ではない人」もいますし、年収が1,000万円でも、「一流の人」もいます
次章では思考、考え方の「共通言語・感覚」を解説していきます。
一流、二流、三流の思考/考え方の違い 5選

さて、ここからは一流、二流、三流の思考/考え方の違いについて解説していきます。
この章ではその思考、考え方の違いを解説していくことにしましょう。
代表的な5つの篇に分けて、まとめました。
一流、二流、三流の思考/考え方の違い1:時間篇
一流、二流、三流の思考/考え方の違い1つ目は時間篇です。
一流、二流、三流それぞれの思考/考え方を解説していきましょう。
時間に対する一流の思考→この世で一番大切なもの
時間に対する一流の思考は「この世で一番大切なもの」という発想です。
お金、車、物、ブランドなどは人間が作り出して、人間が価値を決めたものです。
それに対して時間は人間がコントロール不可能な神の領域です。(時間という概念は人間が作ったものですし、相対的には時間を生み出せますが、絶対的に時間を生み出すことは不可能です。)
時間に対する二流の思考→比較的貴重なもの
時間に対する二流の思考は「比較的貴重なもの」という発想です。
二流まで到達すると、ある程度は時間の貴重さが分かってきます。
納期を守る、締め切りを守るなどの当たり前のことがきちんとできるのが二流です。
しかし、私生活では時間を浪費するような行動や思想が目立つのが二流の特徴です。
この点が一流との大きな違いでしょう。
時間に対する三流の思考→時間に対する意識が無い
時間に対する三流の思考は特に何もありません。
「時間に対する意識が無い」のが三流の特徴です。
時間に対する意識が無い結果、会社の喫煙所で永遠に喫煙していたり、休憩所で愚痴・悪口・噂話に精を出しています。
もちろん仕事の納期や締め切りも守りません。
一流、二流、三流の思考/考え方の違い2:決断篇
一流、二流、三流の思考/考え方の違い2つ目は決断篇です。
一流、二流、三流それぞれの思考/考え方を解説していきましょう。
※備考
判断:客観的に見て、多数決的な目線で様々な判定すること。
決断:主観的に見て、自分自身で様々な判定すること。
決断に対する一流の思考→主観で選べば、どれを選んでも正解
決断に対する一流の思考は「主観で選べば、どれを選んでも正解」という発想です。
なぜならば、決断を迫られる前の日々の日常から、常に判断を繰り返して準備しているからです。
要はいつ決断が必要なタイミングが来ても良いように、普段から取捨選択を繰り返しているのです。
そのように普段から準備しているからこそ、決断を迫られた時の決断スピードは「秒」です。
なぜなら、「どれでも正解だから、好きなものを選ぶ」をいう思考だからです。
決断に対する二流の思考→判断で決める
決断に対する二流の思考は「判断で決める」という発想です。
要は多数決で一番賛成が多かったものに決めるということです。
もしくは判断の中で一番無難なものに決めるということです。
決断が出来ない人と言ってもいいでしょう。
大企業などの中間管理職に多いタイプです。
有能ですが、リーダーにはなれないタイプはこの二流タイプです。
決断に対する三流の思考→判断を経由せずに決断する
決断に対する三流の思考は「判断を経由せずに決断する」という発想です。
思考というより、思考していないという方が正しいでしょう。
三流は判断のプロセスをすっ飛ばして、いきなり決断します。
要は一か八かの勝負に出るタイプです。
普段から考えることを疎かにしているので、いざという時に一か八かの勝負に出るしかなくなる訳です。
一流、二流、三流の思考/考え方の違い3:もの篇
一流、二流、三流の思考/考え方の違い3つ目はもの篇です。
一流、二流、三流それぞれの思考/考え方を解説していきましょう。
ものに対する一流の思考→長く使える一流品を選ぶ
ものに対する一流の思考は「長く使える一流品を選ぶ」という発想です。
上述したルールに基づき、複数の一流の人が「あれは一流品だよ」と言ったものを選びます。
その一流品の中から、飽きが来なそうな、シンプルで控えめな物を選ぶでしょう。
腕時計で言えば、パテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガー・ルクルトあたりでしょうか。
内部リンク:【初心者でも分かる:機械式腕時計の魅力】機械式腕時計の選び方
リセールバリューや物的資産価値などを考慮した手堅い選択と言えるでしょう。
参考:無駄なものは一切購入しないのが一流の共通点
一流の人々は、自分には必要無いもの、無駄なものは一切購入しません。
不要なものを購入する際に時間を奪われることや、不要なものが家にあることが耐えられないからです。
不要と判断したものは100万円から割引されて100円や1,000円になっても購入しないのです。
ものに対する二流の思考→流行のものを選ぶ
ものに対する二流の思考は「流行のものを選ぶ」という発想です。
その時代その時代で周囲に分かりやすい流行のものを選びます。
他人に分かってもらえるものをついつい選んでしまうのが二流です。
流行に応じて、買い換えることになるので、リセールバリューや物的資産価値などを考慮しているとは言えないでしょう。
ものに対する三流の思考→派手で高く見えそうなものを選ぶ
ものに対する三流の思考は「派手で高く見えそうなものを選ぶ」という発想です。
もの凄くサイズが大きく威圧感を発するような時計や、ギラギラのネックレス、存在感のある指輪などを身につけます。
自分が実力が無いのを、ものでカバーし威嚇するのが三流の共通点です。
一流、二流、三流の思考/考え方の違い4:読書篇
一流、二流、三流の思考/考え方の違い4つ目は読書篇です。
一流、二流、三流それぞれの思考/考え方を解説していきましょう。
読書に対する一流の思考→人生を生きる上で不可欠なもの
読書に対する一流の思考は「人生を生きる上で不可欠なもの」という発想です。
人生の目的とは何か?社会とは何か?真の社会貢献とは何か?
このような深いテーマについて、真剣に考えているのが一流の共通点です。
このようなテーマを考える上で、古今東西の名著を読むことを避けては通れません。
また読めば読むほど、分からないことが増えます。
また、短期的な効果はあまり求めず、5年、10年単位で繋がってくるだろうと考えているのも一流の共通点です。
読書に対する二流の思考→目的達成のためのツール
読書に対する二流の思考は「目的達成のためのツール」という発想です。
ビジネスや悩み、問題解決のためのツールとして積極的に活用します。
ツールとしての活用を徹底しているので、即効性の無い本をあまり読まない傾向が強いです。
哲学書などを非常によく読む一流の思考との最大の相違点は短期的な「即効性」を求めることでしょう。
短期的な「即効性」に目が行き、長期スパンでの思考資産を増やそうとしないのが、二流の特徴と言えるでしょう。
読書に対する三流の思考→読書なんて必要ない
読書に対する三流の思考は「読書なんて必要ない」という発想です。
「Twitter、ブログ、ネット情報」で全ては解決できると考えているのが三流の特徴です。
一流の人々が勧める本物の本に触れると、どれだけネット情報の質が低いかが顕著に分かります。(※一部にはもの凄く質の高い情報もあるので、全てがダメだと言っている訳ではありません。)
そのような発想が無いのが三流の人々の特徴だと言えるでしょう。
一流、二流、三流の思考/考え方の違い5:変化篇
一流、二流、三流の思考/考え方の違い5つ目は変化篇です。
一流、二流、三流それぞれの思考/考え方を解説していきましょう。
内部リンク:変化する時代を生き残る人材→結論:想像/創造人材が時代を作る
内部リンク:【変化が怖い、不安な人必読】変化をチャンスに変える思考法
変化に対する一流の思考→大チャンス
変化に対する一流の思考は「大チャンス」という発想です。
ワーストケースを想像したり、ワーストケースでの資金繰りをシュミレーションしたり、変化の方向を予測して準備しているのが一流です。
そのように普段から準備しているので、変化に対する恐怖心がありません。
また、準備をしているがゆえに、「相対的に浮上するチャンス」と考えています。
なので変化を「大チャンス」と捉えられるのです。
変化に対する二流の思考→ピンチ
変化に対する二流の思考は「ピンチ」という発想です。
変化が訪れてから、慌てて対応や準備を始めます。
当然、対応や準備が全て後手後手になるので、「ピンチ」という捉え方になるのです。
変化に対する三流の思考→変化していることに気づかない
変化に対する三流の思考は「変化していることに気づかない」という状態です。
もちろん、対策も準備もせず、流石に変化に気づいてピンチの状況になった時には、国や政治家のせいにします。
「政府はきちんと対応しろ!」
これが三流の口癖です。
要は全てにおいて他責思考なのです。
一流との差は永遠に埋まるはずがありません。
内部リンク:【他責思考を改善する/させるには?】他責思考改善のヒント
一流、二流、三流の誰から学ぶかで人生は変わる

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
下記に間違いなく一流の本をご紹介しておきます。
是非読んでみて下さい。見える世界が変わるはずです。
最後に一流を見極めるポイントもう一つ。
短期的に爆発的に成功しているタイプではなく、長期的に淡々と一定レベルの成果を出している人に一流の人が多くいます。
そんな観点から観察してみると、学ぶべき人が分かってくるはずです。
今回は以上です。