こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 機械式腕時計を購入を検討しており、魅力を知りたい人
- 機械式腕時計の選び方を知りたい人
- 機械式腕時計の必要性について知りたい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:【シンプルは美しい】シンプルライフを送るための4つの着眼点
内部リンク:ロレックスの魅力をオーナー目線で語る→防水性・装着性・社会性
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それでは「ヨット講座」始めましょう。
以下はヨットのプロフィールです。Twitterフォロワー数は2021/1/6現在です。(※その他ブログは真面目な記事が多めです。笑)

はじめに:筆者が機械式腕時計の魅力に目覚めたキッカケ

はじめに私が機械式腕時計の魅力に目覚めたエピソードからお話ししていきます。(「お前のエピソードには興味が無い」という方は次の章にお進み下さい。笑)
機械式腕時計の魅力に目覚めたキッカケ→海外出張
当時は1年のうち、半分以上、日本にいない状態でした。
当然、日本と海外を行ったり来たりしているので、飛行機に頻繁に乗ります。
そこで周囲を見渡して気付かされたことですが、皆さん上質そうな腕時計をしているなということです。
一方で私はと言えば、当時はたしかGショックのデジタル腕時計をしていた記憶があります。
更に滞在するホテルのチェックインなどで腕元はチラチラ見られます。日本以上に海外は腕元を見られる傾向が強いです。
そんなことに気づき始めてから、機械式腕時計に興味を持ち出し、20代前半で奮発して1本のブランド機械式腕時計を購入しました。
そして、今では機械式腕時計の魅力にどっぷり取り憑かれています。(笑)
そんな私が今日は機械式腕時計の魅力について皆さんにお伝えしたいと思います。
機械式腕時計の魅力

さて、ここからは機械式腕時計の魅力を考察していきたいと思います。
「何となく、機械式腕時計に興味があるけど購入するまでには至らない。」
「すでに結婚しており、妻を説得する必要がある。」
機械式腕時計の魅力1:機械式腕時計と人生は似ており感情移入できる
機械式腕時計の魅力1つ目は機械式腕時計と人生は似ており、感情移入できる点です。
機械式腕時計は3針のシンプルなモデルでも150個前後のパーツ、クロノグラフと呼ばれるストップウォッチ機能などが組み込まれた複雑なモデルは250個前後のパーツで構成されています。
機械式腕時計は1つ1つの歯車やネジが1つでも破損したり、摩耗したりすると途端に調子が悪くなります。(場合によっては動かなくなります。)
これはデジタルの腕時計との最大の違いでしょう。
そう考えると人間の人生も同じです。
体調を崩したり、仕事が上手くいかなかったり、失恋したりと、どこかが上手くいかなくなると連動的に調子が悪くならないでしょうか?(少なくとも私は連動的に調子が悪くなります。笑)
人生の調子が良い時も悪い時も「自分の相棒」の機械式腕時計と長い時間を一緒に歩んでいく。
どこか感情移入できる魅力がある工業製品。それが機械式腕時計なのです。
機械式腕時計の魅力2:一生ものとして非常に長い時間軸で使用できる
機械式腕時計の魅力2つ目は一生ものとして非常に長い時間軸で使用できることです。
工業製品で20年以上使い続けられるものは多くありません。
そして車などを20年以上使用し続けようと思えば、税金、メンテナンス等で莫大な維持費がかかります。
一方で機械式腕時計は1950年代に製造されたものでも未だに現役で動いているものも多いですし、逆にアンティークとして高く取引されている機械式腕時計も数多くあります。
更にロレックスなどの有名ブランドの物であれば、比較的メンテナンスに対応しているお店も多く、車に比べるとかなり安価な維持費で維持可能です。
お子さんに残す形見としても、機械式腕時計はメジャーなものでしょう。
「自分に何か不幸があった時には、君に肌身離さず付けて欲しいんだ」と奥様を説得してみてはいかがでしょうか?
意外に成功するはずですよ。
参考:機械式腕時計の永久修理を保証している魅力あるメーカー
それが以下の5社になります。
- パテック・フィリップ→外部リンク:パテック・フィリップ公式HP
- ヴァシュロン・コンスタンタン→外部リンク:ヴァシュロン・コンスタンタン公式HP
- オーデマ・ピゲ→外部リンク:オーデマ・ピゲ公式HP
- ジャガー・ルクルト→外部リンク:ジャガー・ルクルト公式HP
- IWC→外部リンク:IWC公式HP
「パテック・フィリップ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「オーデマ・ピゲ」などは3針のシンプルなモデルでも200万円〜(ヴァシュロンは130万円〜のモデルがあります)なので、機械式腕時計入門には少しハードルが高いかもしれません。(40代以上で既に社会的地位のある方はいきなりこれらのモデルを購入した方が後々の後悔が少ないかもしれません。)
「ジャガー・ルクルト」、「IWC」は50万円前後からありますので、機械式腕時計初心者にもお勧めできます。
特に「ジャガー・ルクルト」は古くから「パテック・フィリップ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「オーデマ・ピゲ」にもムーブメント(時計のエンジン)を供給している名門です。
機械式腕時計初心者にもお勧めのブランドです。
機械式腕時計の魅力3:機械式腕時計に思い出が詰まっていく
機械式腕時計の魅力3つ目は機械式腕時計に思い出が詰まっていくことです。
男性であれば、肌身離さず身に着けられるアイテムは腕時計くらいでしょう。
逆に考えれば、仕事、プライベートの思い出全てが時計に詰まっていきます。
仕事で派手に失敗した時の思い出や、結婚した時の思い出、子供が生まれた時の思い出などが全て詰まっていく訳です。
機械式腕時計の魅力4:初対面の人と話が弾む
機械式腕時計の魅力4つ目は初対面の人と話が弾むことです。
私が自動車メーカーに勤務していた際に様々な人と接しましたが、すぐに仲良くなれた人は上質な機械式腕時計をしていた人です。
天気の話だと、どこか味気ないですが、機械式腕時計の話だと相手の性格や思考まで分かってしまいます。
機械式腕時計の魅力5:社会的信用の証となる
機械式腕時計の魅力5つ目は社会的信用の証となることです。
綺麗事を抜きにすると、商談、ホテル、車のディーラー、レストランなどなど腕時計は様々なところで見られています。
資本主義社会では常に自分自身が値踏みされていると思って下さい。
きちんとした対応を受けるためにも、自分自身もきちんとした機械式腕時計を身に着けるようにしましょう。
※ダイヤモンド付きのギラギラした腕時計や年齢に合わない高級腕時計をしていると、逆に「この人、怪しい人かな」と思われてしまう可能性があるので、身分相応(年収の1/10〜2/10目安)を心がけましょう。
機械式腕時計の魅力6:教養が身につくキッカケになる
機械式腕時計の魅力6つ目は教養が身につくキッカケになることです。
機械式腕時計の歴史は非常に古いです。
前述した「ヴァシュロン・コンスタンタン」などは1755年から一度も途切れずに経営を続けている時計メーカーです。
時計メーカーの成り立ちを学ぶと「カトリックやプロテスタントの宗教戦争、迫害を逃れた面々がフランスからスイスのジュネーブに逃れたのが産業の起源」などの歴史にたどり着きます。
↓私はこの本で色々と勉強しました。ネジの青焼きなどをこの本から学んで、機械式腕時計を見る目が余計に肥えたので読むのはお勧めしません。(笑)
機械式腕時計の選び方

さて、ここからは機械式腕時計の選び方について解説していきたいと思います。
完全に独断と偏見ですが、自身が身銭を切り、6本の機械式腕時計を購入した結果、失敗しながらも辿り着いた考え方なので信憑性は比較的高いと自負しています。
機械式腕時計の選び方1:1本目から一流ハイブランドのものを選ぶ
機械式腕時計の選び方1つ目は1本目から一流ハイブランドのものを選ぶことです。
私の場合は「フランク・ミュラー」から機械式腕時計に入門しました。
結構気に入っていましたが、機械式腕時計の魅力に取り憑かれていくほどに、やはり王道の一流ハイブランドの機械式腕時計が欲しくなりました。
1本目から少し背伸びするくらいでちょうど良いと個人的には思います。
おすすめの腕時計ブランド
- ロレックス→外部リンク:ロレックス公式HP
- ジャガー・ルクルト→外部リンク:ジャガー・ルクルト公式HP
- IWC→外部リンク:IWC公式HP
- ブライトリング→外部リンク:ブライトリング公式HP
おすすめの腕時計ブランド1:ロレックス
やはり、非常に知名度が高く、基本スペックで防水100mが保証されており、精度、耐衝撃性、パワーリザーブなどでも圧倒的なスペックを誇るロレックスは一押しです。
6ブランドの腕時計を着用しましたが、精度、装着感、堅牢性などは群を抜いています。(精度や耐衝撃性だけなら、「雲上」と言われる3大ブランドのスペックを遥かに凌ぎます。)
モデルにもよりますが、日常使いにもフォーマルシーンにも非常に使いやすい万能時計です。
最初で最後の1本にできると言っても過言ではない完成度の高さです。
※「プロフェッショナルウォッチ」と呼ばれるモデルは正規店ではかなりの入手困難になっています。全体的にかなりの品薄状態が続いています。
価格帯:60万円〜
おすすめの腕時計ブランド2:ジャガー・ルクルト
ロレックスの入手困難度合いを考慮すると、もっとも現実的な名門ブランドは間違いなくジャガー・ルクルトです。
前述しましたが「ジャガー・ルクルト」は古くから「パテック・フィリップ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「オーデマ・ピゲ」にもムーブメント(時計のエンジン)を供給している名門中の名門です。
機械式腕時計が好きな人なら、知らない人はまずいませんし、「本当に機械式腕時計が好きな人なんだな」と一目置かれる魅力あるブランドです。
永久修理を保証しているブランドですし、ブランド力、性能も非常に高い名門メーカーです。
こちらも最初で最後の1本にできる機械式腕時計でしょう。
価格帯:50万円〜
おすすめの腕時計ブランド3:IWC
あまり世間一般的な知名度は高くありませんが、玄人が選ぶ時計がIWC(インターナショナルウォッチカンパニー、通称インター)です。
モデルのラインナップ的にはロレックスに近く、パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチ、エンジニアウォッチ、クロノグラフなど様々な種類の機械式腕時計をラインナップしています。
独断と偏見ですが、IWCの時計を着用していた人はかなり優秀な人が多かったです。(笑)
控えめで拘りがある人が選ぶ機械式腕時計と言っても良いかもしれません。
個人的な感想ですが、ムーブメント(時計のエンジン)の質感はロレックス、ジャガー・ルクルトには少し劣る気がします。
価格:50万円〜
おすすめの腕時計ブランド4:ブライトリング
「時計ではない。計器である。」これはブライトリングという会社の哲学です。
その哲学は時計作りにもそのまま現れています。
「クロノメーター」という優れた精度を誇る時計であることを証明する認定を発売している全てのモデルで取得している徹底ぶりです。
個人的な見解としては前述した3つのメーカーには質感、ブランド力では劣りますが、コストパフォーマンスは高い時計です。
機械式腕時計入門には最適なブランドです。
価格:40万円〜
機械式腕時計の選び方2:3針のシンプルなものを選ぶ
機械式腕時計の選び方2つ目は3針でシンプルなものを選ぶことです。
なぜなら同じ価格でもブランド力、質感、耐久性などに大きな隔たりがあり、満足感が圧倒的に変化するからです。
3針であれば維持費も比較的安価ですし、故障リスクも低いです。
シンプルなものは飽きがきにくいので、その点も3針をおすすめする理由です。
機械式腕時計の選び方3:ケースサイズはトレンドよりは小さめの物を
機械式腕時計の選び方3つ目はケースサイズはトレンドよりも小さめの物を選ぶことです。
しかし、人の体格や雰囲気にもよりますが、日本人の体格には41mm以上はあまり合いません。
更に41mm以上のものは時計に厚みががあり、ワイシャツの袖や服の袖にうまく隠れない物も多いです。
オールラウンドに使用したいのであれば、36mm〜40mmくらいのサイズが適正でしょう。
私は機械式腕時計を身銭で6本試して、結局37mmと40mmという結論に落ち着きました。
またケースサイズ選びで大切なのは、自分が歳を取った時に似合うか?、娘さんがいらっしゃる方は娘さんに受け継いだ時に似合うか?など、自身の様々な前提状況を考慮することです。
これは実際に試着をしながら迷ってみて下さい。
そんな機械式腕時計選びで迷うプロセスも機械式腕時計の醍醐味です。(笑)
機械式腕時計の選び方4:リセールバリューを考慮する
機械式腕時計の選び方4つ目はリセールバリューを考慮することです。
リセールバリューとは「再販価値」のことを言い、要は売ったらいくらになるのか?ということです。
「一生もの」として購入しても、役職が更に上がったり、嗜好が変化したりすることにより、機械式腕時計を買い換えることは珍しくありません。
そんな時に購入済みの機械式腕時計を売却する時に二束三文だと悲しくなります。
いいなと思ったモデルがあったら、検索エンジンで同じモデルリファレンスの中古価格を確認してみて下さい。
リセールバリューはロレックスが最強です。
中古価格>定価価格のモデルがいくつも存在します。
このようなところは奥様に強調しましょう。
「購入した時よりも価値が上がるモデルがたくさんある」と。
我が家はそれで妻を洗脳しました。(笑)
一生ものの機械式腕時計を選びましょう!

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
最初の一本で一生ものになる物を選べることは非常に嬉しいことです。
私が試行錯誤した失敗を繰り返して頂きたくありません。(笑)
今回は以上です。