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【初心者でも分かる:機械式腕時計の魅力】機械式腕時計の選び方

2020年12月1日

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【初心者でも分かる:機械式腕時計の魅力】機械式腕時計の選び方

2020年12月1日

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こんにちは、ヨットです。

この記事は以下の人に向けて書きました。

  • 機械式腕時計を購入を検討しており、魅力を知りたい人
  • 機械式腕時計の選び方を知りたい人
  • 機械式腕時計の必要性について知りたい人
この記事を読むと、機械式腕時計の魅力を理解し、機械式腕時計の必要性、選び方のヒントを手に入れることが出来ます。

※この記事と併せて読みたい記事

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それでは「ヨット講座」始めましょう。

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はじめに:筆者が機械式腕時計の魅力に目覚めたキッカケ

はじめに:筆者が機械式腕時計の魅力に目覚めたキッカケ

はじめに私が機械式腕時計の魅力に目覚めたエピソードからお話ししていきます。(「お前のエピソードには興味が無い」という方は次の章にお進み下さい。笑)

機械式腕時計の魅力に目覚めたキッカケ→海外出張

私が機械式腕時計の魅力に目覚めたキッカケは会社での海外出張です。

当時は1年のうち、半分以上、日本にいない状態でした。

当然、日本と海外を行ったり来たりしているので、飛行機に頻繁に乗ります。

そこで周囲を見渡して気付かされたことですが、皆さん上質そうな腕時計をしているなということです。

一方で私はと言えば、当時はたしかGショックのデジタル腕時計をしていた記憶があります。

更に滞在するホテルのチェックインなどで腕元はチラチラ見られます。日本以上に海外は腕元を見られる傾向が強いです。

そんなことに気づき始めてから、機械式腕時計に興味を持ち出し、20代前半で奮発して1本のブランド機械式腕時計を購入しました。

そして、今では機械式腕時計の魅力にどっぷり取り憑かれています。(笑)

そんな私が今日は機械式腕時計の魅力について皆さんにお伝えしたいと思います。

機械式腕時計の魅力

機械式腕時計の魅力

さて、ここからは機械式腕時計の魅力を考察していきたいと思います。

「何となく、機械式腕時計に興味があるけど購入するまでには至らない。」

「すでに結婚しており、妻を説得する必要がある。」

そんな人の背中を押したり、奥様の説得材料にできるように機械式腕時計の魅力を目一杯頑張ってお伝えしようと思います。(笑)

機械式腕時計の魅力1:機械式腕時計と人生は似ており感情移入できる

機械式腕時計の魅力1つ目は機械式腕時計と人生は似ており、感情移入できる点です。

機械式腕時計というのはどこか人生に似ています。

機械式腕時計は3針のシンプルなモデルでも150個前後のパーツ、クロノグラフと呼ばれるストップウォッチ機能などが組み込まれた複雑なモデルは250個前後のパーツで構成されています。

機械式腕時計は1つ1つの歯車やネジが1つでも破損したり、摩耗したりすると途端に調子が悪くなります。(場合によっては動かなくなります。)

これはデジタルの腕時計との最大の違いでしょう。

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そう考えると人間の人生も同じです。

体調を崩したり、仕事が上手くいかなかったり、失恋したりと、どこかが上手くいかなくなると連動的に調子が悪くならないでしょうか?(少なくとも私は連動的に調子が悪くなります。笑)

人生の調子が良い時も悪い時も「自分の相棒」の機械式腕時計と長い時間を一緒に歩んでいく。

どこか感情移入できる魅力がある工業製品。それが機械式腕時計なのです。

機械式腕時計の魅力2:一生ものとして非常に長い時間軸で使用できる

機械式腕時計の魅力2つ目は一生ものとして非常に長い時間軸で使用できることです。

工業製品で20年以上使い続けられるものは多くありません。

そして車などを20年以上使用し続けようと思えば、税金、メンテナンス等で莫大な維持費がかかります。

一方で機械式腕時計は1950年代に製造されたものでも未だに現役で動いているものも多いですし、逆にアンティークとして高く取引されている機械式腕時計も数多くあります。

更にロレックスなどの有名ブランドの物であれば、比較的メンテナンスに対応しているお店も多く、車に比べるとかなり安価な維持費で維持可能です。

このように非常に長い時間軸で使用できる割に維持費が比較的安価なのも機械式腕時計の魅力です。

お子さんに残す形見としても、機械式腕時計はメジャーなものでしょう。

「自分に何か不幸があった時には、君に肌身離さず付けて欲しいんだ」と奥様を説得してみてはいかがでしょうか?

意外に成功するはずですよ。

参考:機械式腕時計の永久修理を保証している魅力あるメーカー

機械式腕時計で伝統のあるメーカーではブランドが存続する限り、永久に修理を受付することを保証すると公言しているメーカーがいくつかあります。

それが以下の5社になります。

「パテック・フィリップ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「オーデマ・ピゲ」などは3針のシンプルなモデルでも200万円〜(ヴァシュロンは130万円〜のモデルがあります)なので、機械式腕時計入門には少しハードルが高いかもしれません。(40代以上で既に社会的地位のある方はいきなりこれらのモデルを購入した方が後々の後悔が少ないかもしれません。)

「ジャガー・ルクルト」、「IWC」は50万円前後からありますので、機械式腕時計初心者にもお勧めできます。

特に「ジャガー・ルクルト」は古くから「パテック・フィリップ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「オーデマ・ピゲ」にもムーブメント(時計のエンジン)を供給している名門です。

機械式腕時計初心者にもお勧めのブランドです。

機械式腕時計の魅力3:機械式腕時計に思い出が詰まっていく

機械式腕時計の魅力3つ目は機械式腕時計に思い出が詰まっていくことです。

男性であれば、肌身離さず身に着けられるアイテムは腕時計くらいでしょう。

逆に考えれば、仕事、プライベートの思い出全てが時計に詰まっていきます。

仕事で派手に失敗した時の思い出や、結婚した時の思い出、子供が生まれた時の思い出などが全て詰まっていく訳です。

ふと立ち止まって時計をみた時に様々な思い出がフラッシュバックしてくる。機械式腕時計にはそんな魅力があるのです。

機械式腕時計の魅力4:初対面の人と話が弾む

機械式腕時計の魅力4つ目は初対面の人と話が弾むことです。

私が自動車メーカーに勤務していた際に様々な人と接しましたが、すぐに仲良くなれた人は上質な機械式腕時計をしていた人です。

天気の話だと、どこか味気ないですが、機械式腕時計の話だと相手の性格や思考まで分かってしまいます。

そんな初対面の人との「共通言語」を作り出せるのは、機械式腕時計の魅力です。

機械式腕時計の魅力5:社会的信用の証となる

機械式腕時計の魅力5つ目は社会的信用の証となることです。

綺麗事を抜きにすると、商談、ホテル、車のディーラー、レストランなどなど腕時計は様々なところで見られています。

資本主義社会では常に自分自身が値踏みされていると思って下さい。

きちんとした対応を受けるためにも、自分自身もきちんとした機械式腕時計を身に着けるようにしましょう。

※ダイヤモンド付きのギラギラした腕時計や年齢に合わない高級腕時計をしていると、逆に「この人、怪しい人かな」と思われてしまう可能性があるので、身分相応(年収の1/10〜2/10目安)を心がけましょう。

自分のセンスや社会的信用度合いを表現してくれるのも、機械式腕時計の魅力です。

機械式腕時計の魅力6:教養が身につくキッカケになる

機械式腕時計の魅力6つ目は教養が身につくキッカケになることです。

機械式腕時計の歴史は非常に古いです。

前述した「ヴァシュロン・コンスタンタン」などは1755年から一度も途切れずに経営を続けている時計メーカーです。

時計メーカーの成り立ちを学ぶと「カトリックやプロテスタントの宗教戦争、迫害を逃れた面々がフランスからスイスのジュネーブに逃れたのが産業の起源」などの歴史にたどり着きます。

空間軸と時間軸で深く学べるキッカケになるのが機械式腕時計の魅力の1つです。

リンク:【教養とは何か?】これからの時代にこそ大切なこと。

↓私はこの本で色々と勉強しました。ネジの青焼きなどをこの本から学んで、機械式腕時計を見る目が余計に肥えたので読むのはお勧めしません。(笑)

機械式腕時計の選び方

機械式腕時計の選び方

さて、ここからは機械式腕時計の選び方について解説していきたいと思います。

完全に独断と偏見ですが、自身が身銭を切り、6本の機械式腕時計を購入した結果、失敗しながらも辿り着いた考え方なので信憑性は比較的高いと自負しています。

機械式腕時計の選び方1:1本目から一流ハイブランドのものを選ぶ

機械式腕時計の選び方1つ目は1本目から一流ハイブランドのものを選ぶことです。

私の場合は「フランク・ミュラー」から機械式腕時計に入門しました。

結構気に入っていましたが、機械式腕時計の魅力に取り憑かれていくほどに、やはり王道の一流ハイブランドの機械式腕時計が欲しくなりました。

「1本目だから」「初心者だから」という理由で中途半端な価格帯なものを購入すると、機械式腕時計の魅力に取り憑かれた場合、確実に買い直すことになります。(笑)

1本目から少し背伸びするくらいでちょうど良いと個人的には思います。

おすすめの腕時計ブランド

独断と偏見でおすすめの腕時計ブランドを選定しました。
おすすめの腕時計ブランド1:ロレックス

やはり、非常に知名度が高く、基本スペックで防水100mが保証されており、精度、耐衝撃性、パワーリザーブなどでも圧倒的なスペックを誇るロレックスは一押しです。

6ブランドの腕時計を着用しましたが、精度、装着感、堅牢性などは群を抜いています。(精度や耐衝撃性だけなら、「雲上」と言われる3大ブランドのスペックを遥かに凌ぎます。)

モデルにもよりますが、日常使いにもフォーマルシーンにも非常に使いやすい万能時計です。

最初で最後の1本にできると言っても過言ではない完成度の高さです。

※「プロフェッショナルウォッチ」と呼ばれるモデルは正規店ではかなりの入手困難になっています。全体的にかなりの品薄状態が続いています。

価格帯:60万円〜

おすすめの腕時計ブランド2:ジャガー・ルクルト

ロレックスの入手困難度合いを考慮すると、もっとも現実的な名門ブランドは間違いなくジャガー・ルクルトです。

前述しましたが「ジャガー・ルクルト」は古くから「パテック・フィリップ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「オーデマ・ピゲ」にもムーブメント(時計のエンジン)を供給している名門中の名門です。

機械式腕時計が好きな人なら、知らない人はまずいませんし、「本当に機械式腕時計が好きな人なんだな」と一目置かれる魅力あるブランドです。

永久修理を保証しているブランドですし、ブランド力、性能も非常に高い名門メーカーです。

こちらも最初で最後の1本にできる機械式腕時計でしょう。

価格帯:50万円〜

おすすめの腕時計ブランド3:IWC

あまり世間一般的な知名度は高くありませんが、玄人が選ぶ時計がIWC(インターナショナルウォッチカンパニー、通称インター)です。

モデルのラインナップ的にはロレックスに近く、パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチ、エンジニアウォッチ、クロノグラフなど様々な種類の機械式腕時計をラインナップしています。

独断と偏見ですが、IWCの時計を着用していた人はかなり優秀な人が多かったです。(笑)

控えめで拘りがある人が選ぶ機械式腕時計と言っても良いかもしれません。

個人的な感想ですが、ムーブメント(時計のエンジン)の質感はロレックス、ジャガー・ルクルトには少し劣る気がします。

価格:50万円〜

おすすめの腕時計ブランド4:ブライトリング

「時計ではない。計器である。」これはブライトリングという会社の哲学です。

その哲学は時計作りにもそのまま現れています。

「クロノメーター」という優れた精度を誇る時計であることを証明する認定を発売している全てのモデルで取得している徹底ぶりです。

個人的な見解としては前述した3つのメーカーには質感、ブランド力では劣りますが、コストパフォーマンスは高い時計です。

機械式腕時計入門には最適なブランドです。

価格:40万円〜

機械式腕時計の選び方2:3針のシンプルなものを選ぶ

機械式腕時計の選び方2つ目は3針でシンプルなものを選ぶことです。

上記に紹介したブランドの3針時計とその他メーカーのクロノグラフ(ストップウォッチ機能)時計の価格が同じだった場合には絶対に3針時計を選ぶことをおすすめします。

なぜなら同じ価格でもブランド力、質感、耐久性などに大きな隔たりがあり、満足感が圧倒的に変化するからです。

3針であれば維持費も比較的安価ですし、故障リスクも低いです。

外部リンク:「腕時計のある人生」オーバーホール料金比較表

シンプルなものは飽きがきにくいので、その点も3針をおすすめする理由です。

機械式腕時計の選び方3:ケースサイズはトレンドよりは小さめの物を

機械式腕時計の選び方3つ目はケースサイズはトレンドよりも小さめの物を選ぶことです。

現在は41mm以上が主流で、45mm以上のケースサイズの物も少なくありません。

しかし、人の体格や雰囲気にもよりますが、日本人の体格には41mm以上はあまり合いません。

更に41mm以上のものは時計に厚みががあり、ワイシャツの袖や服の袖にうまく隠れない物も多いです。

オールラウンドに使用したいのであれば、36mm〜40mmくらいのサイズが適正でしょう。

私は機械式腕時計を身銭で6本試して、結局37mmと40mmという結論に落ち着きました。

またケースサイズ選びで大切なのは、自分が歳を取った時に似合うか?、娘さんがいらっしゃる方は娘さんに受け継いだ時に似合うか?など、自身の様々な前提状況を考慮することです。

これは実際に試着をしながら迷ってみて下さい。

そんな機械式腕時計選びで迷うプロセスも機械式腕時計の醍醐味です。(笑)

機械式腕時計の選び方4:リセールバリューを考慮する

機械式腕時計の選び方4つ目はリセールバリューを考慮することです。

リセールバリューとは「再販価値」のことを言い、要は売ったらいくらになるのか?ということです。

「一生もの」として購入しても、役職が更に上がったり、嗜好が変化したりすることにより、機械式腕時計を買い換えることは珍しくありません。

そんな時に購入済みの機械式腕時計を売却する時に二束三文だと悲しくなります。

いいなと思ったモデルがあったら、検索エンジンで同じモデルリファレンスの中古価格を確認してみて下さい。

定価価格との価格差が少ないほどリセールバリューが高いということになります。

リセールバリューはロレックスが最強です。

中古価格>定価価格のモデルがいくつも存在します。

このようなところは奥様に強調しましょう。

「購入した時よりも価値が上がるモデルがたくさんある」と。

我が家はそれで妻を洗脳しました。(笑)

一生ものの機械式腕時計を選びましょう!

一生ものの機械式腕時計を選びましょう!

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

最初の一本で一生ものになる物を選べることは非常に嬉しいことです。

私が試行錯誤した失敗を繰り返して頂きたくありません。(笑)

この記事をキッカケに一生ものとして機械式腕時計を購入する人が現れれば嬉しいです。

今回は以上です。

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