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【問題解決能力を磨こう!】問題解決の思考法 5選

2020年11月19日

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【問題解決能力を磨こう!】問題解決の思考法 5選

2020年11月19日

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こんにちは、ヨットです。

この記事は以下の人に向けて書きました。

  • 問題解決が出来ずに悩んでいる人
  • 問題解決能力を向上させたいと考えている人
  • 問題発見力を磨きたい人
この記事を読むと、問題解決能力の重要性、考え方の軸を理解し、問題解決能力/問題発見力を磨くヒントが得られます。

※この記事と併せて読みたい記事

内部リンク:仕事が進まない時→着地点から逆算して、なぜ進まないかを考える

内部リンク:仕事での徹夜→20代前半に経験して徹夜を無くす仕組みを考える

内部リンク:【思考力を鍛える4つの型】AIに負けない思考方法、思考の型

それでは「ヨット講座」始めましょう。(※ヨットはこんな人です。Twitterフォロワー数は2020/11/19現在です。)

はじめに:「問題」とは?

はじめに「問題」とは何かについて考えていくことにしましょう。

問題とは?

「問題」とは 「現状」 が 「あるべき姿/目標値」 になっていない阻害要因のことを指します。

問題を少し言い換えると、「目的を達成できていない状態が顕在化している状態」ということです。

問題と課題の違い

よく「問題」と混同される言葉に「課題」があります。

「問題」と「課題」は意味合いが異なります。

「課題」とは問題を解決するために実行すべきことを指します。

「課題リスト(パンチリスト)」などを会社で作成している方は多いのではないでしょうか?(私もサラリーマン時代には鬼のように作成しました。笑)

この「課題リスト(パンチリスト)」には問題を解決するために何をするか?がずらっと書いてあります。

課題は目的を達成するため(ギャップを埋めるため)の手段ということです。

「問題と課題」は「目的と手段」の関係なのです。

問題解決能力の重要性

次に問題解決能力の重要性について考えていきましょう。

この記事を読んでいる優秀なあなたは問題解決の重要性について理解しているからこそ、読んで勉強しているのは100も承知ですが、記事構成上ご説明させて下さい。(笑)

問題解決能力は最重要要素の一つ

会社/個人の問題解決能力は最重要要素の一つです。

現代社会は情報授受のインフラが完備され、全てがリアルタイム化しています。

問題が顕在化した際の拡散速度というのは10年前と比較すると明らかに早くなっています。(定量指標でのご説明は省略します。)

私が勤めていた自動車メーカーのリコール騒動も一時期爆発的に盛り上がりました。(苦笑)

極端な例えですが、問題解決が1日遅れるにつれて、実被害額が×10倍になっていくと言っても過言ではありません。

当然、株価、ブランドイメージには多大な影響が発生しますし、騒動を沈静化するためには相当な工数を要します。

ここまでご説明すれば、これ以上申し上げるまでも無いでしょう。

問題を解決する能力は最重要要素であり、会社/企業の能力をそのまま示すものなのです。

問題解決能力を向上させる思考法 5選

問題の正体、重要性が分かったところで問題解決能力を向上させる思考法についてご紹介していこうと思います。

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問題解決能力を向上させるには定石があります。

よく聞く、「問題設定 5ステップ」などが「模範解答」になります。

問題設定 5ステップ
・あるべき姿の明確化
・現状把握
・問題設定
・課題設定
・目標設定

しかし、これを上手く使いこなせている人は多くありません。

このフレームワークは思考の土台が出来上がっている状態で使用して初めて効果を発揮するものだからです。

今日は上記のような定番フレームワークの効果を最大化する思考法をご紹介していきます。

問題解決能力が向上する思考法1:本質を捉える

問題解決能力が向上する思考法1つ目は「本質を捉える」ことです。

前項で問題設定の5ステップについてはご説明させて頂きました。

このフレームワークに沿って、問題解決を試みる会社や個人は非常に多いです。

それ自体は意識が高く、素晴らしいことです。

しかし、「あるべき姿の明確化」「現状把握」の時点でおかしな「あるべき姿」や「現状把握」になってしまい、おかしな方向に問題解決をしようとしている会社や個人は非常に多いのが現実です。

それはなぜかと言えば、「本質を捉える」ことが出来ていないからです。

私が好きな言葉があります。「鋭い問いから、鋭い答えが生まれる」です。

逆説的に考えると「おかしな問い、おかしな把握、おかしな設定」から生まれるものは「おかしな答え」です。

本質を捉える6つのポイント

本質を捉えるためには、以下の6つのポイントを意識して思考することが非常に大切になります。

この6つは問題解決能力向上へ確実に直結します。
  • 問題の共通点をまとめる
  • 抽象度が高い部分から順番に思考する
  • 多角的に考える
  • 歴史から学ぶ
  • 自然から学ぶ
  • 長く続くこと、もの、会社から学ぶ

詳細は別の記事で解説していますので、下記よりご一読下さい。

内部リンク:本質を見抜く力を持つ人の思考法 6選

物事を鋭く捉える方法は「抽象度をコントロール」することである。何かが上手くいかない時というのは、自分の見ている「抽象度」が上手くアジャスト出来ていない可能性が非常に高い。「抽象度」を高くしてみたり、低くしてみたりと、高い/低いを使い分けてみると、思わぬ発見があるものです。

問題解決能力が向上する思考法2:必ず日程を決める

問題解決能力が向上する思考法2つ目は「必ず日程を決める」ことです。

これは当たり前過ぎて書こうか迷いましたが、あまりにも出来ていない人が多いので、あえて書きました。

仕事というのは必ず納期というものがあります。

したがって問題解決にも納期があります。

「決められた日程、納期内にどのような問題解決ができるのか?」を考える力が問題解決能力です。

よくあるパターンが日程や納期の話をなおざりにして、問題解決の議論を始め、結論が出た後に「あっ、日程が不成立です」となるパターンです。

このような仕事の仕方をしていたら、時間がいくらあっても足りません。そして永遠に問題解決は出来ませんし、問題解決能力も向上しません。

問題解決と日程、納期は必ずセットで考えましょう。

※日程管理、時間感覚、時間管理などは別の記事で解説していますので、そちらをご一読下さい。

内部リンク:【日程・スケジュール管理のコツ】管理できない人が心がけるべきポイント7選

内部リンク:【時間感覚を制するものは人生を制す】時間感覚を鍛える5つの方法

内部リンク:【時間管理ができない・苦手な人へ】時間管理術は3つの軸を押さえよう

PS.

納期がなければ、「明日でいいや」が「明後日でいいや」になり、「明後日でいいや」が「来週でいいや」になり、「来週でいいや」が「来月でいいや」になり、「来月でいいや」が「来年でいいや」になり、最終的に「来年でいいや」が「来世でやろう」になります。

何やら笑い話のようですが、冗談抜きでこの構図になっている会社や個人は非常に多いのです。

問題解決能力が向上する思考法3:問題発見力を磨く

問題解決能力が向上する思考法3つ目は「問題発見力を磨く」ことです。

問題発見力を言い換えると、「潜在化している問題を顕在化させる」ということです。

一般的に問題が潜在化していた期間が長ければ長いほど、問題が根深くなり、問題が顕在化した時のダメージが大きくなります。

散々やらかしてきた私が申し上げているので、間違いありません。(笑)

問題を発見(顕在化)した段階で問題解決をしようとすると、どうしても対策が後手後手に回ってしまいますし、問題解決の工数も増加します。

そこで重要になるのが「潜在化している問題を顕在化させる」という発想です。

  • 現状の進捗プロセスと過去問題が発生した際の進捗プロセスを照合、共通点が無いかを確認→共通点があれば重点チェック
  • プログラミング内容に対して、さまざまなシーンを想定して、多角的に意地悪テストを実施

上記のように問題が顕在化する前の潜在化段階で炙り出して潰してしまうという発想が非常に大切です。

会社に一人は「全く問題と縁が無い」人がいないでしょうか?

そのような人がいれば、行動をよく観察してみましょう。

問題が潜在化しているうちに潰しまくっているので、問題と縁が無いように見えるだけということに気づくでしょう。

そのような人こそ、真の実力者なのです。

地味だが、仕事ができる人の特徴は「危機の雷管」を淡々と処理していることである。派手さは無いが、潜在化している危機を発見して、事前に潰し込むのが非常に上手いです。展開を先読み出来る能力というのは何か問題を処理する能力より遥かに高度です。常に「予備動作」を意識しているのが本物の実力者

内部リンク:【存在感がないと感じている人へ】会社で存在感のある人の特徴 7選

問題解決能力が向上する思考法4:問題を解決した後の再発防止を仕組み化する

問題解決能力が向上する思考法4つ目は問題を解決した後の再発防止を仕組み化することです。

会社、個人いずれにも見られる傾向ですが、問題が解決すると一安心し、そこで停止してしまう会社、個人が非常に多いです。

これは非常に勿体ないことです。

問題解決で非常に重要となるのが、再発防止の仕組み化です。

なぜその問題は発生したのか?、その問題はどのようにすれば防止できたのか?、問題発生防止を組織的に実行する仕組みはどのような内容が最適か?などをきちんと考え仕組み化するところまでが真の問題解決なのです。

前項でご説明した「潜在化している問題を顕在化させる」仕組みまで考えられればパーフェクトです。

今日から意識してみましょう。

※仕組み化は別の記事で解説していますので、興味のある方はご一読下さい、

内部リンク:【ビジネスでの仕組み化の方法、作り方】自動車メーカーを2軸で解説

内部リンク:【強い組織の特徴 6選】自動車メーカーで学んだ強い組織の作り方

問題解決能力が向上する思考法5:整理整頓の徹底

問題解決能力が向上する思考法5つ目は整理整頓の徹底を心がけることです。

そもそも問題解決とは事象や因果関係、解決策などを整理整頓することと言い換えられます。

机の上が書類でくちゃくちゃだったり、部屋に物が散乱しているような人に対して、問題解決能力が高いイメージを持てるでしょうか?

少なくとも私は全くイメージ出来ません。

なぜなら、物理的に目に見えるものの整理整頓すら出来ない人が物理的に見えない思考の整理整頓をできるはずがないからです。

要は問題解決能力とは普段の習慣の集大成だということに気づかされます。

これを読んでヒヤリとした人は今すぐに目に見える部分の整理整頓を始めましょう。

話はそこからです。

仕事とは徹底的に思考を整理整頓することです。何で勝負するのかを取捨選択(整理)し、儲かる仕組みを整える(整頓)のが仕事の本質の一つ。これは個人レベルでも全く同じ話です。自分は何で勝負できるのかを整理し、勝ちパターンを仕組み化(整頓)する。人生が充実している人の共通点は整理整頓なのです。

内部リンク:【整理整頓が苦手、できない人は必読】家庭、仕事での整理整頓のコツ

問題解決能力は組織/個人の能力の集大成

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

問題解決能力は会社の組織力、個人の能力をそのまま表します。

この記事に記載した内容が1つでも役に立っていれば嬉しいです。

今回は以上です。

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