こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 自動運転車・AIのメリット、利点などを考察したい人
- 自動運転車・AIの危険性、問題点、欠点、デメリットなどを考察したい人
- 自動運転車・AIの今後の展望、未来像について考察したい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:【未来が見えない、不安な人必読】未来の世界で生き残るために必要な考え方
それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/2/10現在です。)

自動運転車・AI発達への筆者の意見→賛成

まず、この記事を執筆させて頂くのに際して、自動運転車・AI発達への筆者の意見を述べたいと思います。
「【自動運転車・AIの危険性・問題点】テロ兵器への利用」と派手なタイトルから「自動運転車・AI発達」に反対の立場だと思われた方も多いかと思いますが、意外にも筆者は「自動運転車・AI発達」には賛成の立場です。
後術しますが、「自動運転車・AI発達のメリット・利点」は我々が人生を有意義に過ごすという目的に対して、非常に大きな役割を果たしてくれると考えているからです。
また、資本主義社会の仕組みは常に発展・進化を続けないと途端に退化を始める仕組みだからです。
内部リンク:【資本主義社会の本質】問題点→成長で成長を呼び寄せる虚構
「我々の人生を有意義にしてくれる要素になる」、「資本主義社会の『虚像』を保つには進化を続けるしかない」
この2点から筆者は自動運転車・AIの導入には賛成の立場となります。
自動運転車・AI発達のメリット・利点

自動運転車・AI発達のメリット・利点は細かい点を挙げると数えきれないほどあります。
この点については経済産業省が主幹になって、自動運転に関する取組・最新情報を発信していますので、下記のリンクをご覧頂ければと思います。
本記事では抽象度の高い本質的な部分のメリット・利点を解説したいと思います。
自動運転車・AI発達の本質的なメリット・利点→時間の創出
時間は「神の領域」に属するものかつ、非可逆性の筆頭のようなもの(概念)ですので、絶対的に生み出すことは不可能です。
内部リンク:【時間感覚を制するものは人生を制す】時間感覚を鍛える5つの方法
しかし、自動運転車・AIの発達に伴い、我々人間の時間は相対的に増えることでしょう。
具体的なモデルケースを考えてみましょう。
自動運転車+AI→食材の買い出し、調理
我々の日常生活に欠かせない物と言えば、食でしょう。
食材を買いに出かけたり、家で調理したりする時間は我々に密接に結びついた時間です。
「スーパーのチラシで安い食材をチェックし、車や自転車でスーパーに買い物に出かけ、安い食材を目利きする。」
そんな慣れ親しんだ光景が自動運転車+AIの組み合わせにより、消える日も近いのかもしれません。
または、自宅のAIとスーパーのAIがインターネット経由で通信し、スーパーの自動運転車が自宅まで食材を搬入してくれる。もちろん、支払いもキャッシュレスです。
現在のテクノロジーレベルからすれば、そんな時代もそう遠くないでしょう。
自動運転車+AI→睡眠中の移動
更に利便性が増すのは、睡眠中の移動が可能になることではないでしょうか?
自家用車を保有していれば、24時間365日、移動中に睡眠が可能になります。
現在はテレワークが発達し始めているので、、、という意見もあるかと思いますが、日本各地を飛び回っているようなビジネスマンにはありがたいでしょう。
このように自動運転車+AIの発達により、時間活用の幅が非常に広がることは間違いありません。
このように今まで我々人間が唯一生み出せなかった「時間」を相対的に生み出してくれる手段が自動運転車・AI発達の本質的なメリット・利点と言えるでしょう。
自動運転車・AI発達の危険性・デメリット

さて、前置きが長くなり、申し訳ありませんでした。
ここからはこの記事の本題である、自動運転車・AI発達の危険性・デメリットについて考察していきたいと思います。
結論から申し上げると、自動運転車・AIの使用者の意図によってはかなりの危険性、問題点があります。(『それはどんなものでも同じ』というご批判は受け止めます。)
そんな危険性、問題点を考察していきましょう。
内部リンク:【問題解決能力を磨こう!】問題解決の思考法 5選
自動運転車・AI発達の問題点→テロ兵器への利用
自動運転車・AI発達の危険性、問題点の最たるものはテロ兵器への利用ではないでしょうか?
人類を発展させるためのはずの叡智の結晶が「悲劇の材料」になってしまっている例は枚挙に暇がありません。
ノーベル賞の名前の由来である化学者アルフレッド・ノーベルによって開発された爆薬の起爆装置や雷管のおかげで我々人類は様々な発展を遂げました。
一方でその背反としてもたくさん生まれています。
現在でも世界中で頻発する爆弾テロ。
アジア・アフリカに2021年現在でも多く存在する地雷の残留など多くの問題が顕在化しています。
または、高速で大陸間を移動できる飛行機が9.11テロ事件では悪用され、ビルに激突しました。
自動運転車・AIが安価・小型になるほど、兵器として利用される危険性は高まる
2018年頃に私が携わった画像認識AIシステムのサーバーサイズは1m四方弱くらいのサイズでそれなりに重量もありました。
消費電力もそれなりにあるので、外部からの電源供給も必要でした。
しかし、テクノロジーの進化と共に着実に小型化が進んでいくことでしょう。
AIシステムのサーバーサイズの小型化が進めば、汎用ドローンなどに積載することが可能になります。
汎用ドローン+小型カメラ+画像認識AIシステムを組み合わせ、飛行させることが可能になれば、もはや無限大の悪用が可能です。
また、自動運転車も同じことです。
組み合わせや車載プログラムの改ざんにより、劇的に危険性が増します。
小型・安価になればなるほど、自動運転車・AIは我々の身近なものとなるでしょう。
ですが、利便性の逆側には危険性の側面があることを決して忘れてはならないと考えます。
それは歴史が教えてくれていることなのではないでしょうか。
自動運転車・AIの問題点・危険性を加味した法整備が必要
残念ながら、現状の日本では自動運転車・AIに対する法整備が十分とは言い難いです。
これに対して批判するつもりは毛頭ありません。
誰も「模範解答」を持ち合わせていませんし、どんな法整備をしても、必ず抜け道はできるからです。
今後、着々と国家機関を中心として、様々な法整備が進んでいくことでしょう。
一つだけ言えることは「国家機関の頭のいい人が考えているから大丈夫」ではいけません。
それが未来の自分、未来の家族を守ることになると私は思っています。
この記事を書いていて、ドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンの言葉を思い出しました。
彼は著書「暴力批判論」の中でこう述べています。
法の手中にはない暴力は、それが追求するかもしれぬ目的によってではなく、それが法の枠外に存在すること自体によっていつでも法をおびやかす。
出典:ヴァルター・ベンヤミン「暴力批判論」
この言葉は様々な示唆を与えてくれます。
その意味はあなた自身が考えてみて下さい。
今回は以上です。