こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 苦手な人がいる人
- 苦手なことがある人
- 苦手なものがある人
- 会社の上司、部下が苦手だという人
※この記事と併せて読みたい記事
リンク:仕事から逃げたい人へ:結論→逃げるのも勇気、逃げて再挑戦
リンク:【友達はいらない】友達がいないけれど充実している人の考え方
リンク:【厳しい上司にくらいつけ!】あなたが成長するための考え方
それでは「ヨット講座」始めましょう。(ヨットはこんな人です。Twitterフォロワー数は2020/11/17現在です。)

はじめに:「苦手」とは?

意外に多くの人が見落としがちな観点ですが、「苦手の正体」を捉えられている人は多くありません。
まずは「苦手」について予習しましょう。
苦手とは?→人間の概念
AI、ロボット、動物、爬虫類、植物に「苦手」という概念はありません。(あるとすれば、「本能」での危険察知です。)
※AIと人間の違いは別の記事にまとめていますので、興味のある方はご一読下さい。
苦手は近代社会で生まれた概念
「嫌い」という概念は西暦が始まって以来、無くなった試しはありません。
人の好悪というのはそれくらいに根深いものです。(笑)
戦国時代の農民に「苦手」という概念があったでしょうか?
おそらく「苦手」という概念は存在しなかったでしょう。
農民は大名(いわゆる殿様)に年貢(今で言う税金)を納める必要がありました。
年貢を収めなければ「打首(死刑)」です。
「農業が苦手だ」などと言っている人はいなかったでしょうし、食べられるものも限られているので「あの食べ物が苦手だ」と言っている人もいなかったでしょう。
また村社会で人間関係も封鎖的なので、「苦手」という概念はなく、あるとすれば「嫌い」という概念でしょう。
ここから何が言えるかというと、1946年に日本国憲法が公布され、第十四条で全ての国民が法の下で平等であると定義されてから「苦手」という概念が生まれたと考えられます。
第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
第二十二条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
2 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
衆議院 日本国憲法 より引用
※平等については別の記事にまとめていますので、興味のある方はご一読下さい。
苦手を克服すべきか?→結論:苦手は克服しなくてもいい

前置きが長くなり、すみませんでした。
ここからは苦手の正体を加味した上で、苦手を克服すべきか?を考えていきましょう。
苦手を克服しなくてもいい理由1→人生はそんなに長くない
これは病気や事故で何度も死にかけている私が身を持って思うことです。(笑)
極論ですが、「明日、生きていることを証明せよ」と言われた時に証明できる人は全人類の中で1人もいないでしょう。
これまた極論ですが、あと1週間しか生きられないとしたら、苦手を克服しようと考えるでしょうか?
絶対に苦手を克服しようとは思わずに、得意なことや好きなことに没頭するはずです。
毎日をそのテンションで生きなければなりません。
「苦手」で悩むよりも、得意なことや好きなことに没頭しましょう。
繰り返しになりますが、人生は意外に長くありません。
※私が死にかけた時に読んでいた本は別の記事で解説していますので、興味のある方はご一読下さい。
苦手を克服しなくてもいい理由2→マイナスが0になるだけ
苦手な人と当たり障りなく話せるようになったところで、特に何も付加価値は生まれません。
苦手なことが普通にできるようになったところで、自分の苦手なことが大得意な人もいるわけですから、付加価値は生まれません。
マイナスを0にするのに時間と労力を費やすのは、非常にもったいないです。
これは仕事でも全く同じお話です。
マイナスを0にしても評価されないのが仕事での現実です。
マイナスの項目もあるけど、120点のスキルを保有している人が評価され、周囲から頼られるのが社会の現実です。
苦手を克服する時間があるなら、自分の得意を磨くことに時間と労力を費やしましょう。
その方が間違いなく充実した人生を歩めますし、自分の得意なことに魅力を感じてくれた人が周囲に集まり、幸せな気分で過ごせます。
どうしても苦手を克服したい人へ→3つのポイント

ここまでを読んでも、どうしても「苦手を克服したい」という人にはいくつかアドバイスを送りたいと思います。
苦手を克服するポイント1→自分が苦手な人、ものが好きな人と仲良くなる
苦手を克服するポイント1つ目は自分が苦手な人、ものが好きな人と仲良くなることです。
自分が苦手な人、ものが好きな人というのは探せば必ずいます。
その人に自分が苦手な人、ものの魅力を聞いてみましょう。
要は物事に対する光の当て方を変えるということです。
光の当て方を変えても、自分の見え方が変わらなければ、「苦手を克服する必要はない」という神様からの合図だと考えて割り切りましょう。
苦手を克服するポイント2→3回は会話する、やってみる
苦手を克服するポイント2つ目は「3回は会話する、やってみる」ことです。
意外に多いパターンは1回目に会話した際に相手に苦手意識を持ってしまうことです。
そして「そのまま食わず嫌い→避ける→相手も察知して冷たくなる」というパターンです。
相手も人間なので、機嫌が悪い時はあるでしょう。
あなたと初めて会話したタイミングが、たまたま体調が悪かったり、上司に叱られて異常に機嫌が悪いタイミングだったのかもしれません。
人間関係というのは自分から改善しようと努めない限り改善しませんし、克服できません。
3回を目安に自分から積極的に話かけましょう。
これは嫌いなこと、嫌いなものも同じです。
3回はやってみることです。
3回やってみると、自分に向いているのか、不向きなのかはおおよそわかります。
1回だと意外に正確に判別できないものです。
騙されたと思って「3回」やってみましょう。
苦手を克服するポイント3→得意なことに結びつけて考える
苦手を克服するポイント3つ目は得意なことに結びつけて考えることです。
あなたが得意だと思っていることが何かあると思います。
例えば、ヨガが得意で、文章を書くのに苦手意識があるとします。
この時、「ヨガの魅力を伝えるために、文章を勉強しよう」と考えると、得意なことをより輝かせるための苦手克服という扱いになります。
苦手を克服すると、得意なことにどう結びつくのか?を自分の中で整理できると、非常に有意義な苦手克服となります。
得意なこと、苦手なことを全て紙に書き出して繋がりを整理してみましょう。
私も実践していますが、克服すべき苦手とそのまま捨てる苦手が整理整頓でき、非常に有効です。
是非お試し下さい。
※整理整頓術については別の記事でまとめていますので、興味のある方はご一読下さい。
リンク:【整理整頓力】家庭、仕事で能力を発揮する人の6つの考え方
苦手について考えているあなたは真面目な人

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
最後に申し上げたいことは、「苦手」について考え、このように記事を読んで解決策を考えているあなたは非常に真面目な方なのだと思います。
そんな真面目なあなたにだから申し上げたいことは、今の「苦手」の体験は今後の人生に必ず「時間差」で繋がって来ます。(なぜなら私がそうだったからです。笑)
真面目な人には今の体験が役に立つ瞬間が必ず来るのです。
ふて腐らずに、自己研鑽を続けましょう。
今回は以上です。