こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 「コンプレックスだらけで死にそう」と悩んでいる人
- コンプレックスとは何かの正体を知りたい人
- コンプレックスを克服・解消する方法を知りたい人
※この記事と併せて読みたい記事
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それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/3/31現在です。)

コンプレックスとは何かの正体

さて、まずはじめにコンプレックスとは何かについて考えてみましょう。
コンプレックスを克服・解消するためには、コンプレックスとは何かを本質的に理解する必要があるからです。
模範解答→本質の順番に考えていきましょう。
コンプレックスとは何か?→【模範解答】劣等感
コンプレックスとは何かの模範解答は「劣等感」になります。
コンプレックスには以下のように様々な意味があります。
1精神分析用語。情緒的に強く色づけされた表象が複合した心理。抑圧されながら無意識のうちに存在し、現実の行動に影響力をもつ。マザーコンプレックス・エディプスコンプレックス・インフェリオリティーコンプレックスなど。複合感情。複合観念。
2 日本では特に、インフェリオリティーコンプレックス(劣等感)の意味で使われる。「強いコンプレックスを抱く」
3 複雑に関連していること。複合的であること。複合体。「シネマコンプレックス」
出典:コトバンク
おそらくですが、この記事を読んで下さっている方は②の劣等感の意味合いをイメージしているのではないかと存じます。
ここで疑問が生まれます。
「劣等感」はどこから来るのか?という疑問です。
コンプレックスとは何かの正体→【本質】自分軸ではなく他人軸で生きている
例え話で考えてみましょう。
極論ですが、生まれも育ちも無人島で、1人暮らしをしていると仮定しましょう。
コンプレックス、すなわち劣等感は生まれるでしょうか?
比較する基準がありませんから、コンプレックスは生まれません。
ここから分かることがあります。
コンプレックスは「人と比べること」や「他人軸で生きていること」から生まれるということです。
コンプレックスを克服・解消する方法の考え方は後術していきますが、本質的には「人と比較しない」「自分軸で生きる」ということです。
ヒントになる記事は別の記事にまとめてありますので、興味のある方はご一読下さい。
内部リンク:【自分軸で生きると幸せになる】自分軸の作り方 5選
内部リンク:【人と比べない人生を生きよう!】人と比べない練習をして楽に!
「コンプレックスだらけで死にそうだ」という人が増えた理由→情報社会や資本主義社会の激化
これは統計データなどのエビデンスは無く、個人的に感じていることなのでお話半分に聞いて頂きたいのですが、10年〜15年ほど前に比べて「コンプレックスだらけで死にそうだ」という人の比率が高くなっているように感じています。
これは周囲と会話している一次情報から読み取れることです。
そのような一次情報と社会情勢の変化を照らし合わせてみると、面白いことに気づかされます。
2007年:初代iPhoneのリリース
2008年:Twitterの日本上陸、Facebookの日本上陸
2014年:Instagramの日本語アカウントの開設
ネットワーク上には「美しい容姿を持つ人」「輝かしいキャリアを持つ人」「充実したように見える人生を送っている人」が溢れています。
情報社会は私達を豊かにするのと共に、不幸にする要素を持つ両義性を兼ね備えているのかもしれません。
コンプレックスを克服・解消する方法 5選

さて、ここまでの解説で「コンプレックスとは何か」はおおよそご理解頂けたかと思います。
ここからはコンプレックスを克服・解消する方法について考えて行きましょう。
コンプレックスの克服・解消方法1:無意識を意識化し、受け入れる
コンプレックスの克服・解消方法1つ目は無意識を意識化し、受け入れることです。
人間というのは面白い生き物です。
私自身もたくさんコンプレックスがありますのでよく分かりますが、人間というのはコンプレックスを無意識レベルで覆い隠そうとする生き物です。
例え話をいくつか挙げましょう。
身長が低いことがコンプレックスの人は無意識レベルでソールが厚めの靴や高いヒールを選んでいる場合があります。
学歴が低いことがコンプレックスの人は「学歴よりも実力だ」と無意識レベルで自分を正当化している場合があります。
自分に優れた部分が見当たらないことがコンプレックスの人は無意識レベルで奇抜な格好や髪型で存在感をアピールしていることがあります。
このように潜在的なコンプレックスを無意識レベルの習慣で打ち消しているのが我々人間です。
コンプレックスを覆い隠そうとすればするほど、人は醜くなります。
コンプレックスを受け入れる、更にはさらけ出せる人は「自分軸があって素敵な人」だと思われます。
そんな観点で自分を客観視できることがコンプレックスを克服・解消する第一歩なのです。
内部リンク:【自分軸で生きると幸せになる】自分軸の作り方 5選
コンプレックスの克服・解消方法2:情報に触れ過ぎない
コンプレックスの克服・解消方法2つ目は情報に触れ過ぎないことです。
この項目は一部先述しましたが、リアルタイムにネットワークへ接続され、無作為に流れてくる様々な情報に触れているうちに「コンプレックス・劣等感」が刺激され、生み出されることはよくあることです。
世の中の情報を虚心坦懐に観察してみると様々なことに気づかされます。
「この情報を見ると、どこかモヤモヤが始まってしまう」
そんな情報は整理整頓して捨ててしまいましょう。
爆弾が起爆装置を押さなければ爆発しないように、良質な情報のみに触れればコンプレックス・劣等感が生まれる確率は激減するのです。
内部リンク:【現代の必須スキル→情報5S、整理整頓】錯綜する情報のまとめ方
コンプレックスの克服・解消方法3:コンプレックスは「空間軸・時間軸」での流行であることを知る
コンプレックスの克服・解消方法3つ目はコンプレックスは「空間軸・時間軸」での流行であることを知ることです。
自分がコンプレックスだと思っていることが「相手が好きなポイント」であることは意外に多いです。
例えば、身長が小さいことがコンプレックスの女性がいたと仮定しましょう。
しかし、意外に小柄な女性が好きな男性というのは多いです。
更に空間軸を広げて考えれば、アメリカなどでは日本人の女性のように小柄な女性は凄く人気がありモテます。
コンプレックスを覆い隠す努力をするよりも、自分のコンプレックスが強みに変わる「空間」を探してみる方が有意義だと思いませんか?
自分が何も変化しなくても「空間」を変えてみることでコンプレックスは克服・解消できるのです。
そんな観点で視野を広げましょう。
内部リンク:【視野を広げると生き方の可能性が広がる】視野が広い人の考え方
内部リンク:評価が低い、評価されない人へ→評価は時代の流行、気にしない
コンプレックスの克服・解消方法4:ニーズ志向ではなく、シーズ志向
コンプレックスの克服・解消方法4つ目はニーズ志向ではなく、シーズ志向を意識することです。
ニーズ志向・シーズ志向とはビジネスマーケティングのコンセプトモデルです。
内部リンク:【ニーズとシーズ】これからの時代に必要なのは「シーズ」
ニーズ志向の意味は消費者の求めているものやサービスなどの要望に沿って、商品やサービスを構築していく考え方のことをいいます。
ニーズ志向の特徴は模範解答に乗っ取って業務を進めていくような考え方だと言えるでしょう。
シーズ志向の意味は消費者の声は特に参考にせず、自社の独自技術、独自アイデアを基に商品やサービスを構築していく考え方のことをいいます。
シーズ志向の特徴は模範回答を自ら作り出すように業務を進めていくような考え方だと言えるでしょう。
ここにコンプレックス克服・解消のヒントが潜んでいます。
これには賛否両論あるかと思いますが、様々なニーズを意識すればするほど、コンプレックスは根深くなります。
容姿、学歴、能力、収入などが最たるものでしょうか。
なぜなら、シーズは自分の独自技術や独自基準であり、比較する必要が無いからです。
ニーズ競争に突入して、コモディティ化するのではなく、自分のシーズは何かを考え抜く。
そんな発想が出来るようになれば、確実にコンプレックスは克服・解消できていることでしょう。
コンプレックスの克服・解消方法5:コンプレックスをとことん味わう
コンプレックスの克服・解消方法5つ目はコンプレックスをとことん味わうことです。
これは非常に逆説的なのですが、あえて記載しておきます。
そもそも、この宇宙で「コンプレックス」という概念があるのは人間だけです。
AI・ロボット・動物などにはコンプレックスという概念はありません。
内部リンク:【AI vs 人間】人間にしかできないことを仕事にしよう!
コンプレックスを味わい、苦しむことも人間である所以です。
私が好きなデンマークの哲学者、セーレン・キェルケゴールの言葉があります。
絶望している人を考えないで、抽象的に絶望を考えようとすれば、我々は絶望は非常な優越であるといわなければならないであろう。
この病に罹りうるということが人間が動物よりも優れている点である。
セーレン・キェルケゴール 「死に至る病」岩波文庫 P26より引用
絶望をコンプレックスに置き換えて考えてみて下さい。
深い気づきがあるはずです。
コンプレックスをバネにするよりも受け入れる

ここまで読んで下さってありがとうございます。
最後に一つだけ。
世間には「コンプレックスをバネにして頑張ろう」という方々がいらっしゃいます。
しかし、「コンプレックスをバネにして頑張った」という人からは反骨心やルサンチマンを感じてしまい、どうしても魅力的に感じられません。
男性でも女性でも、全てを受け入れることが出来る人がモテていませんか?
今回は以上です。