こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- マイナス思考をやめたい人
- マイナス思考が止まらないと悩んでいる人
- マイナス思考のメリット・長所を考察したい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:【欠点を克服したい人へ】欠点は逆説的に考えると長所になる!
内部リンク:【コンプレックスの克服方法】無意識を意識化し、受け入れること
内部リンク:繊細を治す・克服する必要は無い→繊細さんが意識したい仕事術 4選
それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/2/5現在です。)

マイナス思考とは?→思考力が高い証拠

悪い意味で使用されがちなマイナス思考という言葉。
しかし、マイナス思考について虚心坦懐に分析してみると様々な事実に気づかされます。
はじめにマイナス思考とは何かについて考えていきましょう。
マイナス思考=考えている証拠
まずマイナス思考であるという事実を虚心坦懐に見つめてみるとある事実に気づかされます。
それは「自分の頭で考えている」という事実です。
なぜなら、考えずにぼーっとしている人はマイナス思考にはなれないからです。
物事について考えたり、思考を巡らせた時に様々な想像ができてしまった時に初めてマイナス思考になれる訳です。
様々な想像ができるというのは、これからの時代の人材に求められる必須能力です。(詳細は別記事の解説をご一読下さい。)
内部リンク:変化する時代を生き残る人材→結論:想像/創造人材が時代を作る
まず、ここまでを分析して分かることはマイナス思考というのはデメリットでも何でもないということです。
しかし、マイナス思考はデメリットに捉えられがちです。
その理由は次の理由からです。
マイナス思考をそのまま吐き出すとデメリットに変化する
後術しますが、マイナス思考は長所・メリットに変えられます。
むしろ、これからの時代を生き抜く武器になるくらいです。
しかし、マイナス思考がその言葉のまま、マイナスになってしまう例があります。
愚痴・悪口・噂話に始まり、「でも」や「だって」といった発言を繰り返すと、周囲から優秀な人が離れていきます。
優秀な人というのは、後ろ向きな内容を「話す」人のことを避けたがります。
時間を奪われますし、自分の成長にも繋がらないからです。
そして、後ろ向きな内容を「話す」人の周りには、同じく後ろ向きで愚痴・悪口・噂話が好きで「でも」・「だって」を連呼する人が集まって来ます。
そして、お互いにマイナス思考を言葉にして吐き出すという負のスパイラルに陥る訳です。
これがマイナス思考が忌諱される理由です。
ここまでがマイナス思考の分析になります。
マイナス思考をプラスに変える思考法

ここからはマイナス思考のメリットを残しつつ、デメリットを排除していく思考法を解説していきます。
マイナス思考な私自身が実際に心掛けてきた一次情報です。
マイナス思考をプラスに変える思考法1:自分の中で言語化する
マイナス思考をプラスに変える思考法1つ目は自分の中で言語化することです。
マイナス思考でも、プラス思考でも、仕事の問題点でも、恋愛の悩みでも何でもそうですが、とにかくまずは言語化することが大切です。
言語化して、自分が何をマイナスに捉えているのか、どんな悩みを抱えているのかを「見える化」することです。
「見える化」すると、自分の気持ちを客観視できますし、マイナスな面を自分一人で吐き出して消化できるのがメリットです。
繰り返しますが、マイナス思考とは思考力がある証拠です。
思考した結果を言語化し、見える化できる力というのは、それだけで大きなスキルです。
まずは「自分の中で」言語化しましょう。
これができる人とできない人の差はとてつもなく大きいのです。
内部リンク:文章を書く力・能力を向上させるコツ→体験を増やし、何かと闘う
内部リンク:効果大:読書ノートの書き方はここで差がつく!人生の相棒の作り方
マイナス思考をプラスに変える思考法2:マイナスに捉えた内容の解決策を考える
マイナス思考をプラスに変える思考法2つ目はマイナスに捉えた内容の解決策を考えることです。
少し仕事の話を引き合いに出しますが、経営や仕事において非常に大切なことがあります。
それはマイナスの側面から考え、それの解決策を考えることです。
経営者・エンジニアなどは特にそうですが、いかにワーストケースを想像し、対策を創造出来るかが「能力そのもの」と言っても良いでしょう。
マイナス思考でも好かれる人の共通点は、「マイナスに捉える・こうしよう」がセットになっている人です。
この原則を忘れなければ、マイナス思考は基本的にメリットの方が大きくなります。
内部リンク:【問題解決能力を磨こう!】問題解決の思考法 5選
参考ですが、新型コロナウイルスでもきちんと経営が成り立っている会社の社長は皆「マイナス思考」です。
マイナス思考は大きな才能なのです。
マイナス思考をプラスに変える思考法3:マイナス思考な部下・後輩指導の予習と考える
マイナス思考をプラスに変える思考法3つ目はマイナス思考な部下・後輩指導の予習と考えることです。
この世で最も厄介な上司というのは、プラス思考の塊のような能天気に過ごしてきた上司です。(笑)
プラス思考の塊のような上司というのは、部下が悩んでいる時にトンチンカンなアドバイスばかりしてきます。
これは私が一次情報で体験したので、間違いありません。(笑)
マイナス思考ながらも、自分なりに考えて成長してきた上司というのは概して深いアドバイスをくれます。
自分が通る道というのは、大体の場合、未来のあなたの部下も通る道です。
またその時にかける言葉も、自分が深く苦しんでいた経験があればあるほど、自然と深い言葉になります。
非常に逆説的ですが、今のマイナス思考を徹底的に味わいましょう。
それを真剣に悩み、考えれば考えるほど、時間差で繋がってくるのが人生なのですから。
この記事を読んで真剣に考えているあなたなら尚更です。
内部リンク:【部下・後輩指導でお悩みの方へ】指導・育成上手な人の方法論・コツ
マイナス思考を長所・メリットと捉えよう!

最後にマイナス思考で悩んでいると思われるみなさんにメッセージです。
マイナス思考というのは、短期的には非常に苦しいことかもしれません。
私自身もマイナス思考で悩んだことはありますし、楽なことばかりではありません。
マイナス思考でなければ、気づけなかったことはたくさんありますし、もっと人の気持ちが分からない人間になっていたと思うからです。
最後にデンマークの哲学者、セーレン・キェルケゴールの言葉を送って締めくくります。
絶望している人を考えないで、抽象的に絶望を考えようとすれば、我々は絶望は非常な優越であるといわなければならないであろう。
この病に罹りうるということが人間が動物よりも優れている点である。
セーレン・キェルケゴール 「死に至る病」岩波文庫 P26より引用
悩みや絶望は人間として生きている証拠です。
これを味わえるのは、人間だけの特権なのですから。
今回は以上です。