こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 好き嫌いが激しいと悩んでいる人
- 好き嫌いがはっきりしている人
- 好き嫌いが激しい人の心理を知りたい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:変化する時代を生き残る人材→結論:想像/創造人材が時代を作る
内部リンク:【真の敵→自分の精神】自分の精神を「味方」にすると豊かになる
それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2020/1/6現在です。)

好き嫌いがあるのはなぜか?

はじめに好き嫌いとは何か?、好き嫌いがあるのはなぜかを考えていきましょう。
何となく意味はわかる「好き嫌い」という概念。
しかし、多角的に「好き嫌い」を考察していくと深い気づきがあります。
まずは「好き嫌い」について考察していきましょう。
好き嫌いがあるのはなぜ?→生物にインプットされた本能
人間に好き嫌いがあるのはなぜでしょうか?
結論を申し上げると、好き嫌いは生物にインプットされた本能だからということになります。
人類の歴史から考えてみましょう。
遥か昔は自分達の身の回りに猛獣がウロウロしている時代です。
当然、襲われれば命に関わる可能性が非常に高くなります。
本能には「危険」「注意」「嫌い」が嫌というほど刷り込まれたことでしょう。
逆に助けてくれる仲間には「好き」が本能に刷り込まれたことでしょう。
また動物で考えるならば、シマウマはライオンのことが本能的に嫌いでしょう。
近づくと命に関わるからです。
「好き嫌い→不易」「善悪→流行」
ここで本質を一つお伝えします。
「好き嫌い→不易」「善悪→流行」ということです。
好き嫌いの話になると、好き嫌いと善悪を混同して会話したがる人がいますが、全く別物です。
人間の中のパワーバランスは「好き嫌い>善悪」です。
逆に善悪は時代と共に大きく変化しています。
戦争などが非常に分かりやすいですが、昔の英雄は今の犯罪者です。
哲学者のヴァルター・ベンヤミンが「全ての法秩序の始源には暴力がある」と言ったように、その時代で力を持つものが定めたルールが善悪です。
このように好き嫌いは本能レベルまで刷り込まれたものですが、善悪はその時代その時代の概念でしかないのです。
好き嫌いが人類の歴史を切り開いた
私は好き嫌いが人類の歴史を切り開いてきたと思っています。
AIなどには好き嫌いはありません。
アルゴリズムに基づいて淡々粛々と動作します。
また遺伝子技術の発達などにより、人間の好き嫌いを技術的に無くすことは可能になる時代も近いでしょう。
しかし、です。
そのような世界は果たして魅力的でしょうか?
私は魅力的ではないと思います。
正解はありませんが、好き嫌いは人類に必要な要素であり、進化の源泉なのです。
※念のため、補足です。「嫌いであること」と、「嫌がらせ、いじめ、パワハラをすること」とは全くの別問題です。
「嫌がらせ、いじめ、パワハラをすること」など、嫌いを他人にぶつけることは一切肯定しません。
好き嫌いが激しい人の心理

さて、ここからは好き嫌いが激しい人の心理を考察していきましょう。
好き嫌いが激しい人というと、何やらネガティブなイメージがあります。
しかし、私は意外にポジティブに捉えています。
その理由を解説していきます。
好き嫌いが激しい人の特徴:感受性が高い
逆に言えば、現代社会では感受性が高くないと、好き嫌いは激しくなりません。
自分が生きている中で様々なことを感じとり、思いがあるからこそ、好き嫌いが激しくなる訳です。
好き嫌いが激しい人の心理1:人生は長くないと思っている
好き嫌いが激しい人の心理1つ目は人生は長くないと思っていることです。
好き嫌いというのは、善悪を超越した人の本能です。
人の本能である「食べる・寝る・子孫を残す」の次に強い本能なのが好き嫌いです。
時間を大切に思い、自分の人生を真剣に生きているからこそ、好き嫌いが激しくなるのです。
好き嫌いが激しい人の心理2:自分の周囲の環境をコントロールしたい
好き嫌いが激しい人の心理2つ目は意識的にも無意識的にも自分の周囲の環境をコントロールしたいと思っていることです。
食べ物、人間関係、思考などで不快を与えてくる要素は極力排除したいと考えている人が非常に多いです。
これは意外に本質を得ていると思っています。
世の中の成功者と呼ばれる人を観察すると、「好きな人と好きなこと」を毎日やっています。
そう考えると、好き嫌いが激しい人は成功者の卵なのではないでしょうか。
好き嫌いがはっきりしてる人は仕事で伸びる

先述したように「好き嫌いが激しい人」というと、ネガティブなイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし、すごく意外な事実があります。
好き嫌いが激しい人・はっきりしてる人で出世した人を観察していると、面白い理由に気づかされました。
好き嫌いがはっきりしてる人が仕事で伸びる理由1:決断が速くなる
好き嫌いがはっきりしてる人が仕事で伸びる理由1つ目は決断が速くなることです。
仕事というのは日々様々な判断、決断を求められます。
情報授受のインフラ・通信機器が極限まで発達し、リアルタイム化した社会では、判断・決断のスピードは仕事の能力や成果そのものと言っても良いでしょう。
判断は客観的に正しいことを選択することです。
決断は主観的に正しいと思うことを選択することです。
なぜなら、判断で生き残っていた選択肢の中から、自分の好き嫌いで決めれば良いからです。
何も迷うことがないので1秒です。
逆に好き嫌いがはっきりしていない人は決断ができない、もしくは遅い人が多いです。
なぜなら、自分の好き嫌いが無く、迷ってしまうからです。
最終的に「決断」ではなく無難な「判断」で決めてしまう人もいます。
これでは出世してリーダーにはなれません。
なぜならリーダーは孤独に決断することが仕事だからです。
内部リンク:【リーダーとは何か?】現代社会のリーダーに求められるもの
内部リンク:【決断力は人生を豊かにする】決断できない人に贈りたい言葉
仕事で伸びるためには好き嫌いも必要であり、重要な要素なのです。
好き嫌いがはっきりしてる人が仕事で伸びる理由2:「嫌い」をなくす仕組みを考える
好き嫌いがはっきりしてる人が仕事で伸びる理由2つ目は「嫌い」をなくす仕組みを考えるからです。
それを同僚などに押し付ける人はもちろん伸びません。(笑)
大切なポイントは「嫌い」をなくす仕組みを考えてみるということです。
自分の嫌いなことを会社が求めている目的は何か、その目的を達成する手段は他にないか、もっと短くできないか、など。
自分の「嫌い」を無くすための工夫や仕組み化が、工数削減になり、会社の利益に繋がることも珍しくありません。
内部リンク:【ビジネスでの仕組み化の方法、作り方】自動車メーカーを2軸で解説
または自分のシーズを徹底的に磨き、自分の好き嫌いと同僚の好き嫌いを交換し、お互いにWIN-WINになることも考えられます。
内部リンク:【ニーズとシーズ】これからの時代に必要なのは「シーズ」
このように思考し、仕組み化するキッカケになるのが、「嫌い」という感情です。
好き嫌いがはっきりしてるというのはメリットなのです。
好き嫌いがはっきりしてる人が仕事で伸びる理由3:お客様の好き嫌いを想像できる
好き嫌いがはっきりしてる人が仕事で伸びる理由3つ目はお客様の好き嫌いを想像できることです。
好き嫌いがはっきりしてる人というのは感受性が鋭い人が多いです。
感受性が鋭いということは、様々なことに気づきます。
お客様の立場なのに、打ち合わせの10分前には必ず打ち合わせ場所にいるお客様がいれば、時間に遅れてくる人が「嫌い」だという想像ができます。
そのようなことに気づければ、イレギュラーがあっても確実に間に合うように、1本早い電車で移動するでしょう。
または、お客様と食事をした際に数回同じものを残していれば、その食べ物が「嫌い」だという想像ができます。
そのようなことに気づければ、接待の飲食店選びを工夫しますし、事前に店側に特定の食材抜きで依頼することも可能でしょう。
自分の好き嫌いがはっきりしていると、お客様の好き嫌いも感じ取れるものです。
好き嫌いがはっきりしてるというのは、そんなところでも役に立つのです。
好き嫌いがはっきりしてる人は人生が充実しやすい

好き嫌いをはっきりさせること=一種の整理整頓をするということです。
内部リンク:【整理整頓が苦手、できない人は必読】家庭、仕事での整理整頓のコツ
嫌いな人、もの、ことを整理し(捨てる)、好きな人、もの、ことを整頓する。
これは自分が充実した人生を送るためには、非常に大切な発想です。
人生は嫌いな人と嫌いなことをやっているほど長くありません。
私自身が事故や病気で何回も死にかけているので、心の底からそう思います。
このように好き嫌いがはっきりしてることを生かして、人生を充実させていくことが大切です。
あなた自身の1回しかない人生なのですから。
今回は以上です。