こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 購入する高級腕時計の文字盤色で迷っている人
- 高級腕時計の文字盤色の選び方のヒントが欲しい人
- 高級腕時計の文字盤色のおすすめを知りたい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:【初心者でも分かる:機械式腕時計の魅力】機械式腕時計の選び方
内部リンク:ロレックスの魅力をオーナー目線で語る→防水性・装着性・社会性
それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/1/6現在です。)

近年の腕時計は特定の文字盤色に人気が集中している

はじめに近年の高級腕時計の動向について考えていきましょう。
代表例をいくつか挙げましょう。
①パテック・フィリップ:ノーチラス

②オーデマ・ピゲ:ロイヤルオーク

③ロレックス:GMTマスターII


④ロレックス:サブマリーナ

上記に記載したような高級腕時計の人気のモデルの共通色を観察してみると、面白いことに気づかされます。
高級腕時計文字盤の人気色→青(ブルー)、緑(グリーン)
中古市場では正規代理店定価の2倍以上で取引されているモデルもあるくらいです。
この現象は日本だけではなく、世界各国でも同様の傾向が見られます。
その理由を考えていくと、ある面白い事実に気づかされました。
高級腕時計の文字盤人気色には深い意味がある

高級腕時計の文字盤人気色が青(ブルー)、緑(グリーン)だということは上述させて頂きました。
少し、その仮説を披露させて下さい。
※先に強調しておきますが、私は無宗教です。「キリスト教」などのキーワードが出てきますが、怪しい勧誘などをするつもりは全くありませんので、ご安心下さい。(笑)
文字盤人気色の仮説:宗教色の意味で人気が決まる
先に文字盤人気色の仮説の結論を申し上げると、宗教色の意味で人気が決まるという仮説にたどり着きます。
世界の宗教人口でダントツの割合を占め、機械式腕時計大国スイスの70%弱を占める宗教がキリスト教です。
キリスト教での「色」には様々な意味が込められています。
その色の意味が文字盤人気色に関係しているのではないでしょうか。
青(ブルー)文字盤とキリスト教の色の意味
キリスト教で青(ブルー)は聖母マリアが羽織っているマントの色です。
どの宗教絵画を見ても、聖母マリアのマントは青(ブルー)もしくは水色で描かれています。
したがって、非常に高貴な色とされています。
聖母マリア以外ではフランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトの制服、軍服なども青色で描かれているものが多くあります。
高貴、誠実、カリスマの色。
緑(グリーン)文字盤とキリスト教の色の意味
キリスト教で緑は希望、永遠、成長などを意味します。
この3つのキーワードは何かと時計と相性の良いキーワードに感じます。
「これからの時間に希望を」「時計が永遠に動くように」「自らの成長軌跡を時計に込める」など。
一生ものの腕時計にそんな気持ちを詰め込める。
参考データ:世界宗教人口、スイス宗教人口
先述したように全世界の宗教人口で最多なのはキリスト教です。
全体の32.9%を占め、約24.5億人になります。

スイス国内の宗教人口は70%弱がキリスト教です。
高級腕時計の文字盤色の選び方

さて、ここからは私なりの高級腕時計の文字盤色の選び方をお伝えしたいと思います。
ビジネスシーンで使用する腕時計の文字盤色→黒、白、青、シルバー
まず、ビジネスシーンで使用する腕時計の場合は黒、白、青、シルバーの4択です。
要は派手な色は避けた方が良いということです。(笑)
この前提条件を押さえた上での結論です。
結論:自分の思いを込めた文字盤色を選ぶ
すごく、ありきたりな結論で申し訳ございません。(笑)
「文字盤はこんな色でこんな選び方をしましょう」というのは簡単です。
しかし、それではあなたと時計の「ストーリー」ができないのです。
今の自分の状況や思い、どんな気持ちで機械式腕時計を購入するのかの気持ちを文字盤の「色」に乗せることであなたと時計の時が動き出すのではないでしょうか。
機械式腕時計は「時間軸×空間軸」で長く付き合える非常に素晴らしいアイテムです。
メンテナンスをすれば、何十年も使用できます。(時間軸)
基本的にいつでもどこでも一緒にいられます。海外旅行など。(空間軸)
気持ちや自分なりの意味を込めて、長い人生を共に歩む。
そんな楽しみ方ができるのも、機械式腕時計の魅力だと思っています。
あなたとあなたの時計ならではの素敵なストーリーこそが、唯一無二の資産です。
参考:キリスト教の色の意味
黒:闇、喪、死
白:純潔、喜び
青:高貴
赤:愛、血
緑:希望、永遠
今回は以上です。