こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 病気との闘いで「疲れた」と感じている人
- 病気と戦うモチベーションを探している人
- 病気の乗り越え方を知りたい人
- 病気との向き合い方を考えたい人
※この記事と併せて読みたい記事
リンク:【時間が大切な本質的理由→本質的には等価交換が不可能だから】
リンク:【遠回りが一番の近道】20代でした遠回りは30代以降で生きる
それでは「ヨット講座」始めましょう。(※ヨットはこんな人です。Twitterフォロワー数は2020/11/27現在です。)

はじめに:筆者も病気との向き合い方を考えた

まずは私の人生と病気の遍歴を簡単にご説明したいと思います。(「お前の遍歴には興味が無い」という方は次の章にお進み下さい。笑)
私は現在30代前半です。
私は若い頃から病気と縁がある人生でした。
高校生の時には安倍晋三元首相が患っていることでも知られる病気を発症しました。(完治する方法が無い国の指定難病なので、現在でも付き合っています。)
更に20代前半では全身麻酔の大手術を経験し、そのまま2ヶ月弱の入院生活を送りました。
恥ずかしながら告白すると、入院している時には「なんで自分が・・・」と思ったこともあります。
病気になると「疲れた」と感じることや、モチベーションが下がるのは当たり前
まずはそんな自分を責めないことです。
自分自身の体験から申し上げるならば、そんなドン底を知っているということは、その後の人生に必ず役に立ちます。
これは紛れも無い一次情報であり、事実です。
そんな最悪な状況や絶望感をとことん味わっておくことです。
病気と向き合うためのキェルケゴールの名言
私が病気と向き合っていた時に救われた、デンマークの哲学者 セーレン・キェルケゴールの名言があります。
絶望している人を考えないで、抽象的に絶望を考えようとすれば、我々は絶望は非常な優越であるといわなければならないであろう。この病に罹りうるということが人間が動物よりも優れている点である。
セーレン・キェルケゴール 「死に至る病」岩波文庫 P26より引用
病気に対して絶望感を抱けることは、人間だけの特権です。
AI、ロボット、機械は故障が発生したとしても絶望感は抱けません。
動物は他生物に襲われたとしても絶望感を抱けません。
地球は環境破壊が進んでも絶望感を抱けません。
キェルケゴールの「死に至る病」を読んで、そんなことに気付かされた私はハッとしました。
考え方が360°を飛び越えて、540°くらい変化しました。
この名言は病気の絶望感を克服した今でも人生を生きる上で非常に役立っています。
恐らく、病気にならなければ、このキェルケゴールの名言とは出逢っていなかったでしょう。
病気になること、名言との出会い。そんな偶然に見える体験がその後の人生に必然的に繋がってくるのが人生の不思議なところです。
病気との向き合い方

ここからは病気との向き合い方、思考法をご紹介していこうと思います。
筆者の一次情報による独断と偏見で書いていますので、肌感覚に合うものをお試し下さい。
病気との向き合い方1:ふてくされない
病気との向き合い方1つ目はふてくされないことです。
恥ずかしながら告白すると、病気でふてくされかけたのがこの私です。(笑)
しかし、前述のキェルケゴールの名言と出会い、ふてくされずに絶望を感じられることに感謝し、読書や自分と向き合う機会に変換出来ました。
キェルケゴール様様です。
人生というのは不思議なものです。
短いスパンで見ると最悪な状況でも、長いスパンで見ると人生が好転したキッカケは最悪の状況が起点であるということは多々有ります。
大切なことなので繰り返しますが、短いスパンで考えてふてくされないことです。
この記事を読んで思考している真面目で優秀なあなたには明るい未来が来るはずなのですから。
病気との向き合い方2:偶然ではなく必然と考える
病気との向き合い方2つ目は偶然ではなく必然と考えることです。
病気を「偶然」自分に降りかかってきたものと考えると絶望感が倍増します。
「なぜ自分に・・・」と考え始めるともう止まりません。(私がそうだったので。)
これは完全に後付けの思考法ですが、病気を偶然ではなく必然と考えるようにして下さい。
この病気にはどんな意味があるのか?と。
病気というのは神様から与えられた「宝くじ」のようなものです。
「不幸な偶然」で終わらせてしまうのか、「幸運な必然」に変化させる人なのかを試されている「宝くじ」です。
「不幸な偶然」を「幸運な必然」に変化させられる人になるために、病気と向き合い、自分と向き合いましょう。
病気との向き合い方3:生と死について考える
病気との向き合い方3つ目は生と死について考えることです。
哲学好きな人以外は病気にでもならない限り、「生と死」について考えることはなかなか無いでしょう。
私は手術で全身麻酔で意識が飛んでいく瞬間に「小さな死」を感じました。
「死ぬ時はこんな感覚で思考出来なくなるんだろうな」と。
一方で全身麻酔から目覚めて、物凄い気怠さを感じた時に「生」を実感しました。
苦しさ、悩み、絶望感を感じられるということは「人として生きている」ということです。
苦しさ、悩み、絶望感を感じられなくなった時が「死」ということです。
病気の時に、そんな事実に気づくと、その後の人生で何があっても感謝できるようになります。
そんな最高の資産を与えてくれるのが、実は「病気」という事象だったりするのです。
病気との向き合い方4:不自由を楽しむという発想を持つ
病気との向き合い方4つ目は不自由を楽しむという発想を持つことです。
私の趣味の1つがキャンプです。
キャンプの本質は「不自由を楽しむ」ことだと思っています。
冷房/暖房も無い、食事を作るのに一手間掛かる、住居を自分で構築するなど日常で感じられない不自由を楽しむのがキャンプです。
日常が一変するという不自由、食事制限という不自由、消灯時間という不自由、動けないという不自由。
不自由を感じると、日常の「当たり前」がいかに貴重で尊いものなのかが実感できます。
人は「当たり前」の貴重さを忘れてしまう生き物です。
そんな「当たり前」に感謝できるように、今の不自由を楽しんでおくことです。
そんな「不自由を楽しむ」という発想は今後のあなたの人生でも間違いなく役に立ちます。
病気との向き合い方5:苦しんでいる時に助けてくれた人への恩返しを考える
病気との向き合い方5つ目は苦しんでいる時に助けてくれた人への恩返しを考えることです。
病気になると、自分自身と向き合うので精一杯になりがちです。
絶望感がピークの時はまず自分自身と向き合いましょう。
真に大切にすべき人は上手くいっている時に寄ってくる大勢の人ではありません。
苦しんでいる時に助けてくれた、寄り添ってくれた人です。
苦しんでいる時に助けてくれた、寄り添ってくれた人というのは何があっても一生付き合える人です。
病気を治して、助けてくれた人への恩返しをしているイメージを想像してみましょう。
素敵な未来が見えるはずです。
病気の時に読みたいおすすめの本

病気で入院して、少し落ち着いた時というのは読書の最大のチャンスです。
私が入院していた時に得た「本から得た言葉」というのは今現在でも大きな「資産」です。
病気の時に読みたいおすすめの本を含めた隠れた名著を別の記事で解説していますので、興味のある方はご一読下さい。
リンク:【読書ができない、苦手な人へおすすめの読書方法】人生を豊かにする本の読み方のコツ
病気の乗り越え方で人生は変わる

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
気持ちが落ち着いている時だけでも構いません。
病気と向き合い、乗り越え方を考えてみましょう。
そんな小さな思考、行動があなたの明るい未来を作るのです。
あなたのご健康とご健闘をお祈り申し上げます。
今回は以上です。