こんにちは、ヨットです。
この記事は以下の人に向けて書きました。
- 人生の様々なバランスが崩れていると悩んでいる人
- 人生でバランス感覚が重要な理由を知りたい人
- 人生のバランスを組み立てる思考法を知りたい人
※この記事と併せて読みたい記事
内部リンク:搾取されない生き方をする方法5選:資本主義の仕組みを理解する
内部リンク:【視野を広げると生き方の可能性が広がる】視野が広い人の考え方
それでは「ヨット講座」始めましょう。
※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/2/25現在です。)

バランスとは何か?

まず、はじめにバランスとは何かについて考えていきましょう。
我々が当たり前のように使用している「バランス」という概念を分析していくと、様々なことに気づかされるからです。
そして、それらを理解することで、人生を生きる上で非常に重要な気づきになります。
まずは模範解答から始めましょう。
【模範解答】バランスとは?→釣り合い、均衡
例え話ですが、100kgの石を天秤の秤に乗せて、釣り合い・均衡を保つためには1kgの石を100個乗せる必要があります。
我々の日常生活でも、このような釣り合い・均衡は至るところにあります。
例えば、スーパーでの野菜の価格は「需要:供給」のバランスで決まります。
時々、スーパーで野菜が高くなっている時は、不作などで「需要>供給」の状況になっている訳です。
「需要>供給」の状況に対応するために価格を上げてバランスを取る訳です。
このように我々の日常は「バランス」で成り立っている訳です。
こちらがバランスの模範解答になります。
バランス→自然の摂理
ここからはバランスについて模範解答を離れて考えていきましょう。
例えば、地球は月との距離感が絶妙なバランスで保たれていることで成り立っています。
また、地球は太陽との距離感が絶妙なバランスで保たれていることで成り立っています。
このバランスが崩れると、どうなるでしょうか?
地球と月との距離感のバランスが崩れると、様々な弊害が発生し、大惨事になることでしょう。
また、地球と太陽との距離感のバランスが崩れると、「灼熱/極寒」のいずれかになり、我々人類は生きられないでしょう。
このように、宇宙・地球は「バランス」によって存続している訳です。
様々な生物も比率の「バランス」によって均衡が保たれています。
資本主義社会も「バランス」によって均衡が保たれています。
このように世の中の仕組みは全てバランスが取れているのです。
ということは「バランスを制するものは人生を制す」のです。
人生で大切なこと→人生のバランスの組み立て方

我々の人生で大切なことは様々な要素がありますが、そのうちの一つが「人生のバランスの組み立て方」です。
「人生のバランスの組み立て方」というと何やら難しく聞こえますが、意外にシンプルです。
「お金」と「時間」のバランス。
「仕事」と「余暇」のバランス。
「家族」と「自分」のバランス。
「人生のバランス」の組み立て方に模範解答はありません。
大切なのはあくまで自分の納得感です。
内部リンク:【人生の正解は誰にもわからない】大切なのは自分の納得感
一方で「人生のバランス」の組み立て方には「コツ」のようなものがあります。
それを3つのポイントにまとめます。
人生のバランスの組み立て方1:アンカリング
人生のバランスの組み立て方1つ目はアンカリングです。
アンカリングとは、 船がアンカー(錨)を降ろして、海上で係留することです。
要は海上で船が流されないように、錘を降ろすことを言います。
また、船のアンカリングから派生して、心理学ではアンカーと呼ばれる先行で与えられた情報が判断を歪め、与えられたアンカーに近づく現象のことを言います。
天秤でも、船の係留でも必ずどこかに支点があります。
この法則を人生にも応用しなくてはなりません。
自分軸を整理整頓する。
内部リンク:【自分軸で生きると幸せになる】自分軸の作り方 5選
人生の全体像を企画立案する。
これらを考えた上で、自分の「人生のバランスの支点」を定めなくてはなりません。
人生のバランスの組み合わせ以前に、このアンカリングを打つポイントで勝負はほとんど決まってしまうからです。
世の中には自分の向いていないことにアンカリングを打ちつけ、とんでもないことになってしまっている人が少なくありません。
自分の才能はどこにあるのか、自分はどんな人生を歩みたいのかを考え、アンカリングポイントを決めましょう。
内部リンク:【才能の見つけ方】自分や子供の才能の見つけ方の工夫
人生のバランスの組み立て方2:無形資産のポートフォリオを組む
人生のバランスの組み立て方2つ目は無形資産のポートフォリオを組むことです。
「ポートフォリオ」などの小難しい横文字を使ってしまいすみません。
金融や投資では「有形資産の種類の組み合わせ」のことをポートフォリオと言います。
「現金、株、仮想通貨、貴金属、不動産、その他物的資産」などの構成・比率です。
無形資産には「時間、教養、知恵、信頼、社会的地位、家族、友人」などがあります。
「今現在、自分が持っているものは何か?」「構成・比率は偏っていないか?」「偏っている場合、リスクマネジメントはどうするか?」
そのような視点で自分の「無形資産」を見つめ直してみることが大切です。
アンカリングの支点と無形資産の関係をベン図のように書き出してみると面白いことに気づくはずです。
実際に紙に書き出してみて下さい。

人生のバランスの組み立て方3:有形資産と無形資産を組み合わせる
人生のバランスの組み立て方3つ目は有形資産と無形資産を組み合わせることです。
昨今は「有形資産」構築ブームです。
もちろん、「有形資産」は必要なので、思う存分やって頂ければと思います。
特に最近は時間さえあれば、その他の「無形資産」を保有していなくても、「有形資産」を構築可能な時代です。
世の中には「有形資産」だけを持っている人がいますが、5年以上のスパンで観察すると半分以上は悲惨な末路を辿っています。
あえて具体的には書きませんが、側から見ていてとにかく悲惨です。
先に「有形資産」が構築出来た場合は、様々な勉強・体験を通して「無形資産」を構築すべきです。
「無形資産」さえあれば、極論、どんな時代も生き抜くことができるのですから。
内部リンク:年齢を重ねるごとに魅力が増す生き方をしよう→結論:勉強、教養
内部リンク:【教養とは何か?】教養を身につけるために心掛けたいこと
人生のバランスを意識すると、仕事にも生きる

余談ですが、前章の内容は自分の人生にとって役立つのはもちろん、副次的な効果として、仕事でも絶大な力を発揮してくれます。
「アンカリング」は会議をコントロールしたり、交渉する際に必須のテクニックです。(トランプ前大統領はアンカリングの天才です。)
「無形資産のポートフォリオ」は業務の組み立てや企画する力に直結します。
この記事を参考に是非、人生のバランスの支点を再発見し、再構築して頂ければと思います。
今回は以上です。