人生

【自由ではなく、不自由が人間の本質】不自由な生活を楽しむ思考

2021年3月15日

  1. HOME >
  2. 人生 >

【自由ではなく、不自由が人間の本質】不自由な生活を楽しむ思考

2021年3月15日

スポンサーリンク

こんにちは、ヨットです。

この記事は以下の人に向けて書きました。

  • 自由/不自由とは何かの意味を考察したい人
  • 仕事やプライベートで不自由な生活を送っていると感じている人
  • コロナ禍で不自由な生活に嫌気がさしてきている人
この記事を読むと、自由/不自由とは何かの意味を理解し、不自由な生活を楽しむ思考法のヒントが手に入ります。

※この記事と併せて読みたい記事

内部リンク:新型コロナウイルス→地球からの警告:アフターコロナの未来予測

内部リンク:【選択肢で迷う人へ】自由な選び方ができることに感謝してすぐに行動

それでは「ヨット講座」始めましょう。

※以下はヨットのプロフィールです。(Twitterフォロワー数は2021/3/15現在です。)

ヨットのプロフィール

自由・不自由の意味とは何か?

自由・不自由の意味とは何か?

まずは自由・不自由について考えていきましょう。

辞書の模範解答は以下になります。

【自由】

 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。「自由な時間をもつ」「車を自由にあやつる」「自由の身」

 勝手気ままなこと。わがまま。

 《freedom》哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。つまり、「…からの自由」と「…への自由」をさす。

出典:コトバンク

【不自由】

思うようにならないこと。不足や欠けた点があって困ること。不便なこと。また、そのさま。「何かと不自由な暮らし」「小遣いにも不自由する」

出典:コトバンク

さて、自由・不自由についての模範解答を考察するとあることに気づきます。

自由・不自由は人間の概念でしかない

自由・不自由には共通点があります。

それは人間の概念でしかないということです。

内部リンク:【自由とは何か?】自由な人生を生きるための考え方

AIやロボットにはもちろん、「自由・不自由」などという概念はありません。

内部リンク:【AI vs 人間】人間にしかできないことを仕事にしよう!

更には動物、昆虫、植物などにも「自由・不自由」などという概念はありません。

自然界にも人工物にも、「自由・不自由」という概念は存在しないのです。

まずは「自由・不自由」は人間の概念でしかないことを覚えておきましょう。

人間の本質→不自由性、不自由な生活

人間の本質→不自由性、不自由な生活

「自由・不自由は人間の概念でしかない」という主張は先述させて頂きました。

ここからは本質的な自由・不自由について考察していきましょう。

人間が不自由から自由になる時→死んだ時

人間が真の意味で自由になる条件とは何でしょうか?

「一生、生活に困らないお金を手に入れた時?」

「無人島で一人暮らしをし始めた時?」

もちろん、これらを自由だと捉えることもできるでしょう。

スポンサーリンク

しかし、私はこう考えます。

「人間が真の意味で不自由から自由になるのは死んだ時である」と。

「自由・不自由は人間の概念でしかない」という主張は度々しています。

「自由・不自由」という概念は個体によって観念の差が生じます。

AさんとBさんが全く同じ条件で生活していると仮定しましょう。

Aさんは「自由だ」と感じています。

Bさんは「不自由だ」と感じています。

自由とは非常に曖昧模糊としたものです。

現実問題として、定義は人それぞれだからです。

そう考えると、本質的な自由とは「死んで精神が現存しなくなった時」と言えるのでは無いでしょうか?

人間とは不自由性の生き物である

「自由になりたい」という人にお伝えしたいことがあります。

それは「人間は生まれた瞬間から死ぬまで不自由である」という事実です。
人間の本質の1つは「不自由性」 赤ちゃんの時は「不自由」 実定法による制約=「不自由」 空気の存在によって生かされている=「不自由」 非常に逆説的ですが、人間に生まれた以上、「不自由性」が与えられるということを認識すると、見える世界が変わる気がしています。 「自由」はその先にあるもの。

このような事実を虚心坦懐に見つめてみると、人間に生まれた以上、真の自由というのは生きているうちは味わえないのかもしれません。

徳川家康の名言:「不自由を常と思えば不足なし」

戦国時代の武将、徳川家康の名言に以下のようなものがあります。

「不自由を常と思えば不足なし」という名言です。

※全文は下記になります。

人の一生は重荷おもにをひて遠き

道をゆくが如し いそぐべからず

不自由を常とおもへば不足なし

こころにのぞみおこらばこんきゅうしたる

時を思ひいだすべし 堪忍かんにん無事ぶじ

長久ちょうきゅうもとい いかりは敵とおもへ

勝事かつことばかりしりてまくる事をしら

ざればがいそのにいたる おのれ

せめて人をせむるな 及ばざる

すぎたるよりまされり

出典:久能山東照宮

要は「不自由であることが当然であると考えれば、不満は覚えない」ということです。

幼少期に人質として「不自由」な生活を送った家康公らしい考え方です。

家康公が天下を勝ち取り、歴史に名を残すことが出来たのは、この「不自由」に対する考え方なのではないのでしょうか。

不自由な生活を楽しむと人生が充実する

結局のところ、人生を楽しめるか否かは不自由を楽しめるか否かなのではないでしょうか?

例えば、「結婚というのは不自由を楽しむもの」だと思っています。

時間、行動などに制約がかかり「不自由な生活」になるのが結婚です。

内部リンク:結婚することの意味→①命を分け合うこと ②不自由を楽しむこと

そんな「不自由な生活」と併せて、「幸せ」も同時に存在します。

「自由」を追い求めるのも良いですが、「不自由な生活」を楽しむという考えが頭の片隅にあると、今まで以上に人生を楽しめるのではないでしょうか。

余談:仕事でのクリエイティブは不自由(制約)から生まれる

「クリエイティブ」と聞くと何やら自由なイメージがあるのではないでしょうか?

クリエイティブな仕事の代表格はデザイナーやクリエイターなどがあります。

一見、自由に見えますが、凄く不自由なことが少なくありません。

例えば、自動車のプロダクトデザイナーなどは自由にデザインできる訳ではありません。

製造サイドから提出される様々な製造要件(=制約)を満たすようにデザインをしなくてはなりません。

真のクリエイティブとは「不自由(制約)の中でいかに魅力的なデザインや企画ができるか?」ということです。

やはり、仕事での本質も「予算・日程・人員」などに制約(=不自由)がある中でいかに上手くやれるかということなのです。

内部リンク:【企画立案の考え方】企画力を鍛える思考法

不自由を楽しもう!

不自由を楽しもう!

この記事で申し上げたかったことは、どんなに自由に見える人でも生きている以上、本質的には自由ではなく不自由なのです。

「不自由を楽しめる」のは、AI・ロボット・動物にはない人間だけの特権です。

そんな観点で考えてみると、思わぬ発見があるのではないでしょうか?

今回は以上です。

スポンサーリンク

-人生
-,

© 2024 ヨット/思考研究ラボ